考具

考える道具。略して「考具(こうぐ)」。

考具―考えるための道具、持っていますか?
加藤 昌治

ティビーエスブリタニカ 2003-03
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アイデア生成の為には、「考えるための道具」を持ち、いかに使いこなすかが大切になってきます。
この本では、そんな役立つアイテムを約20種ほど紹介しています。
最近毎日お世話になっているマインドマップも含まれてます。

さて、道具に頼るのは是か非か?

「弘法は筆を選ばず」とも言いますし、加藤さんも本書の最後で、
「おそらく本当の考具の達人は、全く手ぶらなのかもしれない」
と書かれています。でも、これは本当に「弘法」級になれた人のお話。
初めは道具で選んでも仕方ないと思います。

最初はよい道具を使う。使い続けるうちに、その欠点も見つかってくる。
そうしたら、新しく創造する。自分自身の道具を見つけ出す。
そして最後は、道具に頼らずともいい仕事ができるようになる。
アイデアを生み出す行為を続けることで、行為自体を生み出す行為ともなる。

そういう創造行為の相補関係を体験するのも、なかなか楽しい事では無いでしょうか。
とにかく、「考えること」。これが全ての源泉ですね。

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