海馬

4101183147 海馬―脳は疲れない
池谷 裕二 糸井 重里

新潮社 2005-06
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いきなりですが余談:実家まで3時間立ち乗りでバテてます。
読みづらかったら m(_ _)m です。

脳の勉強も、学校でちょっとはやったんですが…改めてこうやって、読みやすい本
読んでみるのも面白いもんです。
今回は1冊眺めてるうちに、以前に読んだ本と通じるのも結構あったので、
思い出したりしながら楽しめました。(自己啓発系やら、新書やら、いろいろと。)
こうやって過去の記憶と関連づけながら読むことも、記憶の「組合せ」として
役に立ってるのかなぁ、と。

本のサブタイトルになっている「脳は疲れない」ですが、この事が前提になっているなら、
「脳を使えば成長するし、使わなければ衰える」というのは、実に簡単に導ける…と
思えます。要は体の疲れと脳の疲れを混同してないか、と。それを自問し直したり。

記憶の話の中で、「公式を試験のたびに毎回導き直してた」なんて話も、
少し自分に近い気がして読みやすかったです。原理を記憶してる方が賢いのではないか、
という事も書いてましたが、前にマインドマップ関連の本か何かで、
記憶力≠頭の良さ みたいな事も書いてたなぁ、と。

で、ちょっと話は変わって。

今日読みながら行った頭の中の関連づけが、即、自分の研究に役立つか、というと、
答えは「NO」でしょう(苦笑
じゃあ何のためにしているか。今まで思ってた事は、
「きっといつかは役に立つかも」っていうような、ちょっと消極的な考えでした。
でも、一冊読みながら思ったことは、「脳の活性化には、しっかり役立つんだ」という、
「いつかは」じゃなく、「今も役立ってる」という考え方。

気持ちの持ち方、っていう所に集約しちゃったらそれまでなんですが、
脳を「使ってる」という事自体がプラスになってる、と考えると、
いろいろと気楽になってきます(笑

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