自己啓発等について

「知」のソフトウェアについて書きながら、何か思いついたので…今日はそれについて。
…ある意味当たり前のようなこと書き連ねてる気もするんですが^^;

今の社会には、いろいろな種類の自己啓発セミナーが溢れかえっているように思う。
速読のセミナーや英語、英会話・・・分野も様々。
松山さんの「マインドマップ読書術」の出版記念セミナーも、
大きな分類をしたらその中に入るのではないか。
問題は、そんなセミナーに混じって、少々あくどい物も混じっていることである。

今日は、そんな自己啓発関係について。
副題:「ずるい」勧誘を避けるために。

まず、大きな書店で見かける、英語・国連英検などの勧誘を例にとってみる。
あれも、「英語に対する意識を高める」と言った意味では、自己啓発になるだろう。
個人的に、あれは大嫌いである。というか、あれを好意的に見ている人は
どれほどいるのだろうか…。
何度も何度も、目の前を通るほとんど全ての人に声をかけ、
「資料だけでも」と言うから、とりあえず…と、もらったら最後。
長々とお話に付き合わされる。

しかも、対象が「英語」。
今の社会では十分な必要性があるものだから、始末に負えない。
これが例えば、「教養を高めるためにラテン語を」とでも言われたら、
いくらでも断れるのだが、就職その他で実際に使えそうな技術なだけに、
次第に断りにくくなってしまう。

以下、書店での勧誘ではないが、参考までに…
社名は伏せるが、実体験した例を。

こういった、「押されることで」気が変わったセミナーには、絶対行かない方がいい。
すぐ、また自分の気が変わる可能性が高いからである。
そもそも、本当に何かやる気があるなら、自分から情報を集めようとするはず。
ネットで軽く調べようとするだけでも、十分すぎるくらいの情報が溢れている。

先日のテレビの件では無いが、相手から半一方的にまくし立てられると、
相手のペースに乗せられてしまう可能性が高い。相手もそれを意図しているのか、
「質問は後でまとめてして下さい」とか、とにかくこちらから口を挟めないようにする事も。
しかも、論理立てて説明してくれないから、内容があちこち飛びまくり。
結局、イヤでも全部聞かなければ、話の全体像がつかめなくなる。

そして聞いてるうちに、「その場では」いい気になって、参加しようとする…
のが、相手の思う手口だろう。とにかく、相手から誘ってきた啓発関係の話には、
その場の判断で承諾しない方がよい。参加するなら、しばらく熟考してからがよい。
・・・大抵気が変わって元に戻るから。

では、もしそういった場に入ってしまい、とりあえず逃げるためにはどうするか。
自分がそのとき取った行動は至って簡単。
「違うことを考えていた」。
これだけである。卒論どうしよう、とか、今日の夕飯何にしよう、とか何でもいい。
相手のペースに乗せられなければ、それでよいのだから。
あるいは、「相手の言うことを、ことごとく頭の中で否定する」というのでもよい。
こうすると、批判精神も鍛えられて一石二鳥である。

まとめると、
「自己啓発関係には、自分の意志を第一に。相手の意見で左右されないこと。」
「相手のペースに乗せられそうになったら、違うことを考える」
という所だろうか。

ここまで記したことは、あくまで一意見である。だ
が、大きく的を外したようなものでは無いと思う。