24冊目:分かりやすい図解コミュニケーション術

「伝える」ための図解。

406272359X 分かりやすい図解コミュニケーション術
藤沢 晃治

講談社 2006-01-21
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藤沢さんの本は以前にも『理解する技術』などを読ませてもらっています。
本書の前半の内容は、その辺の復習にもなったのでいい感じに。

前半は「分かるとはどういう事か?」という理論的な面、
後半は「実際にはどうやって図解すればよいか?」という実践的な面、という構成。

まさに一粒で二度美味しい、グリコのような(なんか違うか)1冊。

こんな風に理論と実践がセットになってると説得力もありますよね。

経験則としてこうなった」という事だけで薦められるよりは、
ちょっとしたことでも理論の裏付けがあった方が引きつけられます。

もちろん、中途半端な根拠・あいまいな根拠などが羅列されているのでは逆効果になっちゃいますが。
(本書の「7つの大原則」でも「根拠が大切」というのが書かれていました。)

図解、口頭説明、文章…。

コミュニケーションの手段は数多く考えられますが、

何を行うにしても「理論の裏付け」は大切ですね。

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一枚にまとめる事と理解しやすい事は異なる」。

これ、マインドマップをまとめたりする上でも重要な事かもしれません。

例えばPCで行う場合などは、

枝から新しいマップにリンクを張って、そこから次の1枚を書き始めるようにする
(トップダウン的に)

とか、

「作成したマップそのもの」を枝に配置して、データベース化するようなマップを作る

(ボトムアップ的に)

と言ったように、デジタルの特製をいかしたマップを作るのがいいのかも。