CCJP第三回セミナー

さて、先日の約束通りCCJP(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)セミナーのこと書きます。
長いです、準備のほどはよろしいですか?(笑

まず、「クリエイティブ・コモンズってなんじゃい(´・ω・`)」という事をざっくりと。

クリエイティブ・コモンズとは

配付資料の言葉を借りて、簡単にまとめます。
CC=「誰でも簡単に使える著作権に関する表示方法」。
スタンフォード大学のローレンス・レッシグ教授によって2003年に提唱されたものです。

 

アイコンを使った見やすいコモンズ証、詳しいライセンス条項、さらに
検索にも便利なRDFを使ったメタデータ、の3つがセットになっています。

 

ちなみに、このブログでもクリエイティブ・コモンズを使わせていただいてます。
条件としては、「帰属」と「同一条件許諾」。サイドバーにもリンクありますが、
一応ここにもリンク置いておきます →  コモンズ証

著作権の問題と、クリエイティブコモンズの関係

現行の著作権法などでは、いろいろと細かい問題が多く、
様々なリスク回避を行う事は困難になってきています。
(講演者いわく、「不許可」になりやすいのが著作権法なんだとか。)

 

そこで、クリエイティブ・コモンズを提唱し、浸透していくことによって、
まずは小さな範囲でも、著作権問題をきちんとクリアした作品を増やしていく、
という事が目指されています。

海外での取り組み事例(英語)

同時通訳もあったのですが、どうも聞きにくかった(汗)ので、
頑張って英語で聞いてました。・・・ので、その分・・理解度が少ないですが^^;

 

インターネットによる情報発信などが増え、今後がどうなるかということについて、
否定的な見方をしてしまえば、「戦争や情報規制・統制のツール」に使われてしまう
可能性もあります。ですが、ここでは肯定的な見方で、
「クリエイティブ・コモンズによるフリーソフト」という点から、具体例紹介がなされました。

 

とっても興味深かったのは、「Freedom Toaster」(リンク先はITmediaのニュース)。
オープンソースなソフトウェアの自動販売機、ということらしいです(笑

日本の事例

続いて日本の事例。ロフトワークさんによる、「クリエイターのためのネットワーク」に
関するお話と、NTTさんによる「動画共有サイト」について。

ロフトワークさんの売りは、「自由登録かつオープンな場の提供」。
NTTさんの売りは、「完成した動画だけでなく、その制作過程も共有する」。
どちらも特徴的です。

 

個人的には前者の方が興味アリ。
マップライターはクリエイターになるんだろうか、なんて考えてみたり。

レッシグ教授のお話(もちろん英語)

1から何かを作り上げるのではなく、コラボレーション、リミックスによる「改変」を通した
創作についてのお話がかなり印象的。要するに、
伝えたいメッセージ」が大切ってことですな。

 

普通の著作権だと、特にパロディ系は違法にされちゃうことも多いのですが、
その辺はあまり気にせずやっていけるのも特徴でしょうかね。

例によって、要点というかキーワード部分だけ(汗

Cシャツの紹介&パネルディスカッション

「未踏クリエイター」の方を交えたパネルディスカッション。
』で有名な洛西一周さんも、パネラーとして参加していました。
パネラーの人が作成したもので、面白そうなソフトとしては「Willustrator」がありました。
Web上で扱えるドローツールで、ベジエ曲線なんかも描けるという優れもの。

 

Web2.0においては、たとえばYouTubeなど、コンテンツは「会社が」所有しています。
これが「個人の」所有として公開されるのが一般的になっていくのは、
Web3.0か4.0か・・・なんて話が出ていました。

 

内容は盛りだくさんだったんですが、このくらいで勘弁してもらいます(汗
さあ、今日は非検索会議だ~。