Web2.0と産学連携

東大で開催されたセミナー、「Web2.0からベンチャーを考える」に参加してきました。完全に学内向けなので、リンクも外からは見えません(苦笑)

Web2.0が与える影響

まずは基調講演として、『Web2.0Book』の著者でもある、小川浩さんのお話。Webがより大衆化していくにつれて、社会に対してもWeb2.0が与える影響が大きくなっています。そんな現状とこれからについて、具体例を交えてお話。

今回の一番のキーワードはmashup。特に、WebとWebでのmashupではなく、リアルとバーチャル、Webと非Web・・・そんなmashupがこれから大切になってくる、とのことでした。

大学と産学連携、IT技術、その辺の関連。

続いてパネルディスカッション。今回はパネラーがかなり豪華でした。

  • 五内川拡史さん(コーディネーター)
  • 株式会社ユニファイ・リサーチ、代表取締役社長

  • 小川浩さん
  • フィードパス株式会社 取締役COO

  • 内藤裕紀さん
  • ドリコム株式会社 代表取締役社長

  • 橋本大也さん
  • データセクション株式会社 代表取締役

  • 宮沢弦さん
  • 株式会社シリウステクノロジーズ 代表取締役

  • 各務茂夫さん
  • 産学連携本部事業化推進部長

正直、小川さんだけじゃなく、他の方々からもお話を聞きたかったくらいです。パネラーとしてだけのために呼ぶのは、少々もったいなかったというか・・ある意味、申し訳なかったのでは?

余談はさておき。

パネラーへの質問は、大きく分けて4つ。

  1. 技術面
  2. ITと研究、タイムスパンのずれ
  3. 大学側への要望など
  4. 学生に望むこと

以下、どんな意見が出たかなど、簡単に羅列しておきます。

技術面

  • 知識は属人的。「学校と」とのR&Dと言われると「?」。
  • 「偶然」上手く行ってくれたケースもある
  • 研究室での内容など、もっとオープンになってるといいかも
  • 産と学、どちらの人間も興味を持ってくれる分野が必要。

ITと研究、タイムスパンのずれ

  • スピードというより、アイデアの問題?
  • メンバー、プレイヤーの絶対数が少ないかも。
  • ビジネス的な考えが入ってくるといい。
  • 時間軸や予算的な問題から、連携は難しいのかも。
  • ネット接続などの環境に、まだ問題が残る。

大学側への要望など

  • 学生とのマッチングをもっと活発に
  • ハングリー精神が欲しい
  • お金より「話題」の提供
  • 遊びの要素がもっとあってもよいのでは
  • 人と人のつながり、人脈が大切
  • 産学連携を越え、大学のあり方的なものも見直す必要

学生に望むこと

  • やる気のある人、欲しい。
  • できないことはない、諦めない精神。
  • あきらめが悪いというのはいいこと。
  • 「本気で一緒にやってくれる」ことが重要
  • 社長の下で全力投球するのも一つの生き方
  • もっと起業にも興味を。

以上、だいたいこんな感じ。あえて誰がどんな発言をしたかまではメモってません(何となく覚えてるけど)。さすがに合計2時間(パネルディスカッションは1時間弱)だと、盛り上がり切れませんね。というか、パネラーの方(特に質問が最初にくる小川さん)、答えに困っていたことが多かったんですが・・・事前に何も連絡してなかったんでしょうか^^;

簡単に、雑感

2時間のセミナーが終わり、名刺交換や質疑応答の時間は取られないまま終了。時間的な問題はあったんだと思いますが、ちょっと物足りない感もあった・・・かな?

でも、東大でこうした起業に結びつくようなセミナーを実施してくれたことはすごく嬉しいし、これからも行って欲しいと思います。

おまけ

・・・実はこのセミナーのあと、9時からCLAのスカイプミーティングがあったので、かなり精一杯でした(苦笑)。夕飯しっかり食べる余裕もなかったし^^;

さて、今日は昼からJALビルで「行動する英会話」です。今週は大忙し。来週も結構…。