アルケミスト パウロ・コエーリョ(著)

2/200冊目。今日の本は アルケミスト-夢を旅した少年 です。

小説の場合、中身を紹介すると読む楽しみが激減するので、「ほどよいあらすじ」+「名セリフ、心に残る表現の紹介」というスタンスでやっていきます。

404275001X アルケミスト―夢を旅した少年
パウロ コエーリョ Paulo Coelho 山川 紘矢

角川書店 1997-02
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夢を追いかけて

羊飼いの少年が、夢のお告げを信じ、旅を続ける。旅の途中における出会いや別れから、様々な教訓、知恵を学んでいく…そんなストーリー。友人に紹介してもらった本ですが、世界中でベストセラーとなった名作です(まったく知りませんでした…)。

心に残った言葉をいくつか。

『幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ』

背景部分が無いので理解しづらいですが、「スプーンの油」というのは、「自分のすぐ手元、身近にある物」。世界のすばらしさを味わい、しかも、それに心を奪われすぎず、自分の身近にあるものも忘れずにいなさい、という事でしょうね。

新しい世界、未知の世界を初めて見るとき、そのすばらしさに感動し、我を忘れてしまうことは良くあります。でも、そんなときも、心のどこかでは現実をしっかり見つめ、戻ってこれるようにしておくことは大切ですね。

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」

この言葉すごく分かります……。夢を追求しているときに限らなくても、「傷つくのを恐れて逃げる」というのを繰り返して、結局は最後に大きな痛手を受けてしまう、という事なんかは、経験がある方もいるのではないでしょうか?(経験者は語る(苦笑))

夢に向かって歩み続けているとき、たとえ辛く感じること・悲しく感じること・傷つくことがあったとしても、そこから逃げず、乗り越えようとしていく事が、夢に近づく一番の方法なんでしょうね。

今年1年の目標を色々立てましたが、その途中でも傷ついたりすること、出てくると思います。でも、そこでくじけず、逃げたりせず…1年終わったときに、いい経験だったと思えるようにしてみたいものです。

関連ブログ

句とマップ

[tegaki]夢を追い 求める気持ちが 実を結ぶ[/tegaki]

読書マップ:アルケミスト

マップというか引用文メモです。

おまけ

昨年の読書記録は、106冊でした(今ごろ集計した人)。後半、ペースがガタガタしましたが、どうにか100冊はクリアー!さあ、今年は2倍を目指すぞ(笑)

おまけ2

タイトルにあるアルケミストとは「錬金術師」の事です。錬金術師、と聞くと、こっちを思い浮かべる人もいるでしょうか?(笑)

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アサマシエイトです・・・何となく英語にしてみました。)