ソーシャルメディア VS Google(爆発するソーシャルメディア)

ブログがジャーナリズムを変える」「ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア」などの本を通して、メディアの潮流に注目されてきた湯川さんの著作。本書ではソーシャルブックマークやSNS、さらにはモバイルやセカンドライフなども合わせたソーシャルメディアの台頭、およびGoogleという大企業とソーシャルメディアの関わり合い方、という2つについて主に語られています。

Googleと 大衆メディアの 役分担

読書マインドマップ:爆発するソーシャルメディア

ソーシャルメディアの特徴

まず、大きく分けて二つの特徴が挙げられています。それは「表現」と「つながり」。自己表現、クリエイティビティを求めようとする人間の表現欲求。評価・認識がしっかりとされる、居心地のいい環境を求める気持ち。これらをうまく満たせる役割を担っているのが、ソーシャルメディアというわけですね。

モバイル

さて、ここでちょっと、モバイルについて取り上げます。

最近色々と成長しているモバイル分野ですが、大きく分けて二つの特徴があります。一つはユーザー層。PCをメインに使っている層とは違う、中高生や主婦層がメインになりやすい場所です。そのため、コンテンツもそれに見合った物が成長してきます(モバゲーとか)。もう一つは、オフラインとの融合。どこにでも持ち歩ける、という特徴のため、GPSの利用、電子マネー機能の統合などが価値を持ってきます(…余談ですが、電子マネーの多極化はどうにかして欲しいですorz)。

モバイルならではの強み、PCならではの強みをうまく生かしたサービスに人気は集まりますよね。Gmailなんかがモバイルで見れるのは嬉しいけど、だからといって何でもかんでもモバイルにすると破綻する…なんてのと一緒だと思います(汗)。

なお、本書で取り上げられているもう一つの大きな流れ、セカンドライフについては、以前にご紹介した、「ウェブ仮想社会「セカンドライフ」」にも詳しく書かれていますので、そちらも合わせて(なお、浅枝さんの名前は本書でも登場しています。以前にポッドキャストで対談もやっていたはず…)。

Googleの強み、弱み

さて、最後にGoogle。その検索能力、Googleという会社の環境に加えて、YouTube買収などに見られる財力が強みとして取り上げられています。

一方の弱み、というかねらい所としては…まず、ニッチ分野(すきま分野)。正確に言うと、分野数が膨大すぎて、いくらGoogleといえどもすべて対応しきれない、という事が理由です。…もっとも、買収作業などで企業を拡大することで補うことはできているようですが。

そしてもう一つ考えられるのが、人力検索的なもの。Googleも以前にサービスを行っていましたが、あまり振るわずに終了してしまいました。この点に関しては、サービスの提供方法などの問題もありましたが、単に「検索する」という、「あちら側(ネット世界)」で行われる機械的な作業ではなく、「こちら側(現実世界)」の意見を集める必要がある、というスタイルの違いも大きいと言えるんでしょうね。

Google強しと言えども、万能ではない、ソーシャルメディアによって打ち負かされる可能性もある…そんな一面が見られます。

編集後記

なんだか最近、妙な気候ですよね~…。体調崩したりしないように注意しましょう。それはそうと、橋本さん関係のアクセスだけで100以上来ております。…その影響力に脱帽。