知の再利用で学習効率UP!(頭の回転が50倍速くなる脳の作り方)

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頭の回転が「50倍速く」という、かなり目を引くタイトルです。本書では英語・スポーツといった学習に役立つ脳の作り方が書かれています。勉強法そのものではないので、他の勉強法の本とうまく組み合わせると効果が倍増するかもしれません。

読書マインドマップ:頭の回転が50倍速くなる脳の作り方

クリティカルエイジの克服

クリティカルエイジとは、機能や器官が発達しきってしまい、それ以上能力を伸ばすのが困難になってくる時期のことです(英語であれば13歳前後がクリティカルエイジ、など)。一度クリティカルエイジを向かえてから、どのように効率よく学習していくか…特に英語なんかは誰もが伸ばしたいと思う所ですよね。

抽象化と共感覚

抽象化を行うポイントは、今まで学んだ知識を一歩上の次元から見つめることで、他の分野を学習する際に応用できるようにする、ということ。

なんのこっちゃと思うかもしれませんが、例えば英語の単語や文法が分かっていると、ドイツ語の単語や文法を覚える際に少し勘が働くようになりますよね。こんな感じが抽象化の応用例です。

一方の共感覚は、ある感覚を別の感覚で表現してみる、というもの。音を色で表現できる、といった人もいらっしゃるようですが、それと同じようなことを実践してみようというわけです。この水は少しザラザラしている、のような感じで、それまでとは違った切り口からも物事を見られるようにしていく事が重要というわけです。

他、いかにして訓練を行っていくか、という事に関しても書かれていますので、興味があるかたはぜひ参考にして、50倍の処理脳を作り上げていって下さい!

創造のタネ

最近は勉強法、学習術のような本が流行っていますね。それだけ、様々なスキルを身につけたい、新しいことに挑戦していきたい…といった傾向があるという事が感じられます。

ですが、たとえ50倍の処理が出来る脳になったとしても、「むやみやたらとスキルを身につける」だけではスキル倒れになってしまう恐れもあります。なぜそのスキルを身につけようとするかを考えた上で、必要なものを絞って身につけることも重要ですよね。

脳が高速で処理できるようになったとして、学習以外に使い道はいくらでもあるわけですから。

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編集後記

久しぶりに読書復活。積ん読、消化しますかね~。