「アートとサイエンス:その不思議な関係」を聞いてきました

アートとサイエンス

文京区シビックセンターで開かれたイベント「アートとサイエンス:その不思議な関係」に行ってきました。ゲストに茂木健一郎さん、河口洋一郎さん。司会は原島博さん…と、なかなか豪華。

アート」と「サイエンス」、まったく異なるように見える二つの分野。その二つがどのように関わるのか、文字通り「不思議な関係」を聞いてくることができました。

本当は終わったあとでコンタクトとりたかったのですが…そこは失敗orz

楽器演奏

まずはオープニングとして、バグパイプジャンベの演奏。ヨーロッパとアフリカの民族楽器が奏でる曲の数々。自然に体が拍子を取りながら、しばし聞き入っていました。「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」とか、全然違和感無しに聞けましたよ〜。

「美の起源」

さて、ここから本番。

ダーウィンの「種の起源」に引っかけたもの。また、河口さんがイメージしている「カンブリア紀的な物」を表現する意味でも、この言葉が用いられていました。

心に残ったところを色々と

中盤は話題が色々と出まくったので、いくつか列挙する感じでまとめておきます。

五感・空気
アートを「見る」以外に、「触ったり」「味を想像したり」できるような所まで進化させたい…というのが河口さんの考え。本来は五感を通り越して、「空気」を味わえるまで持っていきたいというのが正直な思いのようです。場の雰囲気まで体感できるようなアート。興味深い話題ですね。
道具
アーティストでもサイエンティストでも、「思い」だけでなく、それを表現するための「道具」があると強いです。サイエンスであれば数式とか。アート(CG)であればコンピュータとか。…どっちも数学が根幹にありそうですが。
大学の意義
「知識」を集めるだけならWebで十分。大学の本当の魅力は「人」。Webで独学すれば知識は身につきますが、優秀な先生と30分程度でもお話する事は「智慧」にもつながってきます。結果だけではない「過程」、「人間味」の持つ強さ、ですね。
相違点
科学では論理・論証、裏付け的な物が必要になります。「再現性」という条件もありますし、思いつきだけでは終わらせる事ができない、というのがサイエンス。一方のアートでは、「作者の思い描いた世界」がそのまま作品につながります。現実味があるか否かは別問題。これが一番大きな相違点です。

虹の架け橋 / 不思議な関係

アート(アーティスト)とサイエンス(サイエンティスト)の共通点、いわば虹の架け橋となるものは…

狂気(Madness)

違う世界にいっちゃってる人」的な性質が共通点…というわけです(笑)。

もっとも、アーティストやサイエンティストが全員変人であるわけではありません。何か既存の枠を壊してみようという試み、夢を追い続ける気持ち、自分の中で「イメージ」することができる力、「あきらめずに続けることのできる力」…。

こういった要素を持ち合わせた人間だと、普段の扱う分野が違っても意思疎通はできるってわけですね。

※「既存の枠を〜」とか、ごく普通に思ってしまう自分は…「普通」ではないんですよね、きっと(´・ω・`)

創造のタネ

アートとサイエンス、一見異なる二つの分野。さて、「異なる」って考えるのはどうしてでしょうか。思いっきりメタレベルから見て、「人間の行為」としてとらえたら共通なものです。

まあ、これは極端すぎる例ですが、

見方を変えれば共通点が見えてくる

という事も多々あります。普通は「全然違う分野だから」と敬遠してしまうものを、見方を変えて取り入れることで、大きなステップアップが望めるかもしれませんよ。

言い買えると…

違う分野を毛嫌いしていてはステップアップが望めない

…なんて事も言えそうです。

編集後記

東大の農学部前にこんなイルミネーションが。…ちょっと映り悪かったのでまた明日にでも再挑戦(笑)。

東大クリスマスツリー