blogランキングの裏話(2):ランキングの信憑性

さて、引き続きランキング裏話。今回は集計された点数そのものについて、およびランキングそのものの信憑性についてです。あんまりこんな記事ばっかり書いてると反感を買いそうですが(汗)。

東大生ブログランキング

ランキング集計の秘密

再び「1クリック10ポイント」に注目です。クリックした人数に注目した場合に分かる事は、1000ポイントあった場合でも、「カテゴリ1個にしか登録していないと、クリックした人は100人」ということです。少数を使わずに計算している事自体、ぶっちゃけ、ゲタはかせてるようなものですからね。

また、ランキングで表示されるポイント数は、その日1日の集計ではなく、「過去1週間の類型である」事にも注目。700ポイントあった場合、1日あたり平均して100ポイント。1カテゴリだけに登録しているブログだと、1日10人がクリックしている、ということですね。

東大生ブログランキングも、カテゴリが無いにもかかわらず1クリック10ポイントです。1位の人が5000ポイントあったとしても、クリック数は500しかない…ということです。

…こう考えてくると、実際の数字にちょっと踊らされ気味というのも分かります(苦笑)。

「ランキング1位なんだ、すごい!」と思ってよく見ると、週間Inが300ポイント、とか…。これはつまり、「ランキングそのものが賑わってない」っていう事ですよね(笑)。

ポイントが高い=閲覧者が多い?!

最後に、最も重要なこと。

Inランキングのポイントは「個人のブログからバナーをクリックしてランキングのページに来た人」で計算されると書きましたが、言い方を変えれば、「誰もクリックしてくれなければ、100万人が見に来てもランキングはビリ」ということです。

例えばRSSリーダーで見ている人はそもそもバナーが表示されていないかもしれませんし、「ここをクリック!」とあってもクリックしてくれないケースは多々あります。ランキングが高ければ(不正ソフトを使ったりしない限り)閲覧者が多いのは分かりますが、ランキングが低くても実は閲覧者が多いブログ、有用なブログが存在する、なんてこともあるわけです。

また、逆に「ランキングに登録していなくても、閲覧者数がものすごいブログ」というのもあります。特にアルファブロガーと呼ばれる人たちのブログは、あんまりランキング登録されてない気がします。

ランキングがあると、ついついその枠の中だけで考えがちですが、「登録していない人だって当然いる」という事をお忘れなく。

創造のタネ

クリックランキング以外に考えられるランキングとしては、PV(ページビュー:実際にページを開いた数)で計測するという手法も考えられます。この場合、「アクセスしてもらうだけで+10ポイント」という単純な計算ができるため、純粋に見た人数によるランキングが作れます。

…と、言いたいのですが。

この手法も欠点はあります。まず、PVにした場合、ブログ内で移動するたびに+10点となる可能性があります。「続きを読む」をクリックしてページ移動、「コメントを送信」してページ移動…これで毎回+10されていては、やっぱり中途半端な結果しか出てきません。

ただ数字を鵜呑みにするのではなく、ランキングという一つの指標を通じて自分で判断するのが重要です。

編集後記

今日はTwitter Lineの作者と会ってきます。で、iPhone触ってきます。