Web3.0について、GoogleCEOのEric Schmidt氏が提言…?!

Read/WriteWebより、「Eric Schmidt Defines Web 3.0」。

GoogleCEOのEric Schmidt氏がWeb3.0について述べた内容です。Web2.0が既にバズワードとして扱われる状態で3.0が出てきてもちょっと困りますが…。

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He said that while Web 2.0 was based on Ajax, Web 3.0 will be “applications that are pieced together” – with the characteristics that the apps are relatively small, the data is in the cloud, the apps can run on any device (PC or mobile), the apps are very fast and very customizable, and are distributed virally (social networks, email, etc).

Web2.0はAjaxベースである、としたうえで、Web3.0は「複数のアプリケーションが合わさったもの」と定義しています。

アプリケーションそのものは小さくなり、データは大衆の中に存在(=集合知的?)する。媒体を問わずに(PCだろうとモバイルだろうと携帯だろうと)動かす事ができ、しかも動作が軽快でカスタマイズ性も高い。そして、ウイルスのように(素早く広範囲に)分散する。

こんな特徴を持ったものをWeb3.0、とするようです。

なお、元記事のページには動画もありますので、興味がある方はそちらもあわせてどうぞ。

創造のタネ

このWeb3.0の定義は、「使ってみたい!」と思える反面、真新しさがあまり感じられません。よくいえばWebアプリの理想型と言えるでしょうが、悪くいえばただの寄せ集め。そもそも、Web2.0=Ajaxという考え方もちょっと寂しいです。実際、元記事のコメント欄でもかなり否定的な意見が挙がっています。

具体例ではなく抽象的な話にとどまっていること、既にモバイル文化も発達していること、というのも物足りなく感じる理由ですが、最大の原因は「個々人の知→集合知」のようなパラダイムシフトが感じられないことでしょう。Schmidt氏の意見も確かにWebの発展といえますが、Web3.0というよりはWeb2.1(?)という感じです。

じゃあどんなパラダイムシフトが考えられるか、と問われると答えられないのが残念ですが…。Web2.0か3.0かはとりあえず無視して、個人的にはコミュニケーション性の向上を考えます。よりリアルタイムに、より効率的なコミュニケーションが図れるようなWebにならないかな、と。

(…でも、これもやっぱりWeb2.1な感じですね。)

セマンティックWebなどをWeb3.0に挙げているコメントもありましたが、Web以外の部分での進歩も必要になってくるのかもしれません。

編集後記

Web時代の今後、という内容になりました。まとまりが無くて申し訳ないですが、ちょっとWebを考えるきっかけになったらいいな、と思います。