人生を解く公式集(人生の悩みを解決するオタクの公式)

人生の悩みを解決するオタクの公式 Geek Logik: Easier Living Through Mathematics

人生の悩みを解決するオタクの公式」。大学生協で見つけて即買いした1冊です。原題はGeek Logic。こっちの方がしっくりきます :mrgreen:

見た目は軽い感じの本ですが、色々楽しめる1冊です。

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どんな公式?

タイトルにある「オタクの公式」とは、文字通り数学の公式のようなものです。

一番「書きやすいもの」を例示してみます。

[tegaki]D[Rp(Ra + P)+ D(Ra – Rp)]= A[/tegaki]

こんな式があります(他のは全部、分数とかルート付き)。

さて、なんのこっちゃというこの式ですが、答えは「恋人とケンカしたら謝るべきか?」という式 🙂

こんな感じで合計50の生活に役立つ(?)公式集となっています。

また、面白いのはそれぞれの変数に関する解説。上記の式では、例えばDは「その問題の大きさを10段階で表したもの」。…これだけだと面白みがないのですが、具体例として「仕事に行く前にゴミを出し忘れた、というのを1、休暇に行く前にガスを消し忘れた、というのを10とする」のように書いてます。

例を参考にしてそれぞれの数字を当てはめ、手計算して(または電卓を叩いて)出た答えによって行動を決めましょう、というもの。

単に公式を解いて今後の方向性を決める、という使い方も一つですが、それぞれの公式を深く読み解いてみると、なかなか入念に作り込まれてるのも分かって面白いです。

公式化する楽しさ

よく「数値化してみる」事の良さが語られますが、数値化できたら次は「公式化」してみるのも面白そうです。なお、いきなり式を作らず、ステップを踏むと作りやすそうです。具体的には

  1. 変数を決める。
  2. それぞれの変数が+に影響するか-に影響するか決める。
  3. 影響力の順位を付ける。
  4. (あまり深く考えずに)式にする。

といった流れ。簡単な解説してみます。

  1. まずは「何が影響するか」「何が影響しないか」判断。いらないものは捨てます。
  2. どんな四則演算にするかは、影響の及ぼし方が分かってから。
  3. 影響力の大きいものはかけ算や二乗。影響の小さいものは分数やルートで。
  4. 細かいことは気にせず、一気に式にしてしまいましょう。

ざっとこんな感じでしょうか。まずは「楽しんで」公式と戯れてみましょう。

Enjoy Formula Life! :mrgreen:

人生の悩みを解決するオタクの公式
人生の悩みを解決するオタクの公式

  • 栗有 恭子
  • ASIN: 4797343079
  • [単行本]
  • 価格: ¥ 998
  • ソフトバンククリエイティブ
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こういう本で数学嫌いがなくなったらいいんですけどねぇ…(´ω`)

編集後記

統計用の言語・環境である「R」を使い始めました。…虜になった予感。