iMindMap(トニーブザン公認のマインドマップ作成ソフト)のリリース会見が行われました!

iMindMapリリース会見

トニーブザン公認のマインドマップ作成ソフトとしては唯一の存在であるiMindMap。ついに先行予約販売が開始されました!

Buzan's iMindMap日本語版スタンダード・エディション

それにあわせてリリース会見が行われまして…そこに参加してきました。今日はiMindMap会見の内容について、書き連ねていきます。なお、会見はブザン・ワールドワイド・ジャパンの代表取締役の神田昌典さん、ALMA VISTA代表取締役の渡辺康夫さん、現在では日本で唯一のiMindMap公認インストラクター(兼 mindmap.jp管理人)の伊藤賢さんによって行われました。

会見後の写真

iMindMapの目指すもの

まずは神田さんより、マインドマップ、そしてiMindMapの目指すものについてプレゼンがありました。

PCを使ったツールとしては一種の革命としてのiMindMap。今までのツールと違い、実際に手で書くような、自然でなめらかなマインドマップを作成することができます。ソフトを起動することでワクワクできる。そんなソフトを目指して作られたものがiMindMapです。

また、マインドマップの効果に関する研究も増えてきたようで、いくつか論文も書かれています。…「論文」と聞くと、自分でも何かマインドマップの普及に役立てるような研究ができたらいいなぁ…とか思ってしまいます。

ちょっと一言

最近ではDSやiPod touch、Wiiのような「キーボードとは異なる操作手法」を持つものが人気を集めましたが、このような媒体が増えている今だからこそ、「手書き感覚で」マインドマップを作ることができるiMindMapが注目を集めるチャンスかもしれません。

iMindMapの機能と操作性

続いて伊藤さんから、iMindMapの機能と操作性について解説がありました。基本的には前回ご紹介したiMindMap日本語版体験版と同じですが、一点だけ大事なことを追記しておきます。

それは、パワーポイント形式で出力した場合の性能。

なんと、自動でアニメーションを作成してくれます。これは、ワンクリックごとに枝が伸びていくアニメーション(事前に順番を設定できるようです)。キーワードを一つ表示させては話し、また表示させて…という流れが簡単に行えます。

また、全体像マップとすぐに切り替えることもできます。目次的なものを適宜表示させつつプレゼンを進めていく、といった手法をとることが可能です。なお、この辺については実際に目で見た方が分かりやすいと思うので、後でプレゼン資料を作って公開してみたいと思います。

ちなみに、このプレゼンでは巨大なタッチスクリーンが使われていました。画面を指でなぞるだけでマインドマップの枝が描ける、という素晴らしいツールです。…研究室に1個欲しい…。

iMindMapの説明

※タッチスクリーンでうさぎさんを描いている伊藤さんの図。

先行予約販売、開始!

販売に関しては渡辺さんから。

まず1月29日付で、Webでの先行予約販売が開始。お値段はパッケージソフトで19800円。トニーブザンの公認ソフトであり、手書き感覚でスイスイかけ、プレゼンも手軽にできるマインドマップツール、ともなれば安いものです。

もちろん、Amazonでも予約可能です!…今見たら13%オフになってました(笑)。なお、一般向けの販売は以前にお伝えしたとおり、2月22日から。PC量販店など、店頭に並ぶのを見るのもあと少しです。

他、ダウンロード販売(パッケージよりも少し安くなる予定)、文教販売なども考えているようで、2008年末までに10000本を目標として展開していくようです。

残念ながらまだWin版のみですが、今後はMac版やLinux版も開発されることを期待したいですね。…欲を言えば、DSやiPod touch でも(笑)。

iMindMapの今後は…

会場からのQ&Aに答える形で、神田さんの口から「次期バージョンのiMindMap」が語られました。

それは、「グループワークができる形」というもの。プロジェクト管理など、複数人で行うような用途にも対応できるようになる、といったところでしょうか。マインドマップの講習を受けた際、参加者同士で(3人1組くらいで)1枚のマインドマップを描きあげる、といったワークが行われました。これに近いようなグループでのブレストなどにも役立てられるツールなら、便利ですよね。

また、個人・ビジネス・教育、それぞれの場面でiMindMapが使われるようになれば、そのような枠組みを超えてマインドマップの共有も行えるようになります。実際にどのように進化していくか、これからも注目していきたいところです。

さらにアイデアを膨らませて…

会場に来ていた「マインドマップ1年生 plusフォトリーディング!」のさをんさんとお話をしていて、

  • オンラインで使えるようになったらいいよね
  • iMindMap用のイラスト集(アイコン集)なんか欲しいよね

みたいな話題も出ました。考えれば他にも色々とアイデアは出てきそう。…それこそマインドマップでブレストしてみなさい、と言われそうですが。

ユーザ同士の連携ができたら色々と面白い発展が起こりそうな予感です。

※さをんさんの記事「iMindMapの記者発表会に行ってきました」も合わせてどうぞ〜。

編集後記

iMindMapのファイナルβ版など、ちょっとしたおみやげまでつきました。さっそくこちらをインストールして、使い勝手を試していきたいと思います。順次UPしていきますので、お楽しみに!

会場ではITmedia Biz.IDの鷹木さんとバッタリ。「トニー・ブザン公認マインドマップ作成ソフト「iMindMap」日本初上陸」という記事が公開されていますので、合わせてどうぞ!