「書く」ことで生まれる発想力と継続力（一冊のノートで始める力・続ける力をつける）

2008年3月12日

アイデアマラソンの第一人者、樋口健夫さんの新刊。いまさら「アイデアマラソンとは何か？」を読もうとしたのではなく、応用側の情報を得るために買ってみました。

もちろん、1章分を割いて「アイデアマラソンの基本」にも触れられているので、初めての方にもオススメです。

本書で特に目新しい部分は、後半の4章と5章、

仕事のミスを防ぐ「守り」のノート
ツキと成功をもたらす「攻め」のノート

という部分。言い換えれば、

ノートに保存する事で、ミスを防ぐ
ノートに次から次へとアウトプットする事で、常に前へ進む

といったイメージです。たかがノート、されどノート。日々の思いつきや記録、すべてがしっかり残っている事が、大きな財産となって生きてくるわけですね。

また、合計5つのコラムとして書かれている「継続力」も、本書の隠れたテーマの一つです。せっかくの素晴らしい習慣も、続けなければ意味がありませんからね〜…。

GTDとIMS

久しぶりにアイデアマラソンの本を読んで、ふと思ったのが、GTDとの共通点。GTDでは、頭の中で「記憶する」事の負担を減らすため、タスクはどんどんリストに落とし込んでいきます。IMSでは、同じアイデア（特に、くだらないアイデア）が何度も出てこないように、ノートにアウトプットして繰り返しを防ぎます（書いても書いても出てくるアイデアもありますけど。。）。

どちらも共通しているのは、「書き出すことによって、創造することに脳を有効活用する」ということのようです。

…だからどうしたと言われると困りますが…こんな感じで、一見異なるものの共通項を探してみるのも、いい発想訓練の一つですよね。

※「アイデアマラソントレーニング」ブログの存在をすっかり忘れていた模様orz 思い出した以上は頑張ります。

一冊のノートで始める力・続ける力をつける―人生も仕事もうまくいくアイデアマラソン発想法