リスクをとるか、メリットをとるか(携帯サイトのフィルタリングで思うこと)

何かと話題の「携帯サイトのフィルタリング」。twitter上でITmedia Biz.IDの『「まぢわかんない」「悪い大人を取り締まって」――携帯フィルタリングに未成年者の反応は』というニュースを見つけてから、色々と考えたのでマインドマップに落とし込んでみました。完成まで1時間弱。

マインドマップ:携帯サイトフィルタリング

勢いで投稿します。

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リスクテイク?

細かい議論をするつもりはないですが、一点だけ。…やや言い方が荒いかもしれませんがご容赦を。

マインドマップを作りながら考えたのが、「みんなリスクとらずに押しつけてるんじゃない?」ということ。何も対価を支払わずに楽をしよう、便利にしようと考えるのがNGな気もするのです。

国側

例えば、国側からすれば「犯罪を減らしたい」と思うのは当然。でも、そのメリットを得るために面倒な事を避けたいとなると、「法で規制しちゃえ」となります。法を作るところには苦労がありますが、作っちゃえば後は気楽。「違法にならないように守ってね〜」というわけです。

家庭側

「子どもが変なサイトにアクセスしないように規制して!」とおっしゃる親御さん。「…だったら携帯渡さなければいいじゃん」と思うのですが。「連絡が取れないと不安」とおっしゃるなら、アマチュア無線でも使ってみて下さい。そもそも、「連絡をどこでも取れるように」というメリットを得ようとする以上、そのためのリスクは支払うべきです。

他、色々ありますが

企業側の考え、子ども側の考え、色々とあります。どの言い分も一理あるんでしょうけど、問題なのは「自分の意見を通すために、どこまでリスクをとっていますか?」という事だと思います。自分の考えだけ押し通して、責任を果たさない(あるいは、出来るだけ押しつけようとしちゃう)のはどこかで破綻します。

「ネットの悪い一面」という事が考えられるようになってから、うまく誤魔化しつつ先送りしてきたツケのようなものが出てきた…そんな感じも受けました。

「誰が悪い」じゃなく、一歩引いて「自分も含めてみんな悪い」。ちょっと極端かもしれませんが、このくらいまで引いて考えないとよい結論には結びつかないのかも。

編集後記

総務省側でも見直しは考えているようですが、これでまた先延ばしにならないことを祈ります。。