パワープレイ
パワープレイ 内藤 誼人 ソフトバンクパブリッシング 2005-06-04 |
「パワープレイ」のパワーとは、「心理戦で勝つ力」のこと。
特に日本人だと、「正々堂々」っていう心理の方が強く働いてしまうかもしれないけど、
実際に何か勝負の場(スポーツ、ビジネスなどなど)に立ったら、「勝つ」ことを
考えるのは当然だと思います。
そこで、「いかに自然に」「心理的に優位に立つか」という事を書いているのがこの本。
…ま、今の自分としては商談することは無いので(苦笑)、
プレゼンでいかに相手を説得できるか(自分の理論を曲げずに行けるか)
という部分だけ参考にさせてもらいました。
で・・・こういう心理戦の本を読むと、どうしても気になってしまう点がいくつか。
まず・・確かに有効なのは有効でしょうが・・・「戦術におぼれないか」ということ。
こうやって心理学的な立場から攻めるのも、もちろんアリだと思うけど、
そっちを優先させすぎて内容がからっぽになるのは避けるべきだと思います。
もう一個は・・こういう技術が広まってくると、それのいたちごっこにならないか、という点。
ごく少数が理解している間は、その人たちが優位に立つだけだろうけど、
広まってくると、それに対する対策・・・またその対策・・・・と、かなり面倒な事に
陥ってくる気がします。対策の仕方が色々バリエーション出てくれば、
避けられるのかもしれないですが。
今回は文庫版で再出版になった「パワープレイ」を読んだわけですが、
この人の作品に「パワーロジック」「パワーマインド」などもあるようなので、機会があったら
そっちも目を通してみようと思います。(出来れば文庫になって欲しい。。)
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本: パワープレイ
書名:パワープレイ ― 気づかれずに相手を操る悪魔の心理術 著者:内藤誼人 出版
仕事のできる人間になりたいなら手を汚すのをいとわずどんなテクニックも使うべきだ
タイトル:パワープレイ 縲恚Cづかれずに相手を操る悪魔の心理術縲鰀
著者:内藤 誼人
出版社:ソフトバンククリエイティブ