立ち読み記録 1冊目:16歳からの東大冒険講座
一応「1冊目」とはしましたが、気が向かなくなったらこれは止めます^^;
とりあえず立ち読みして止めた本、でもちょっと印象には残ってる・・・とか、
持ち合わせなくて買ってない・・・とか、
買うほどじゃないけど紹介はしてみたい・・・・とか。
そんな感じの本を見つけたら取り上げ、の予定。
(もちろん、その後マップの方に加わる可能性もアリ。)
余談はさておき。
今回のは、東大の教養学部が高校生向けに行っている公開講座をまとめて本にした物。
前々から気にしてはいたので、時折パラパラ見てたんですが^^;
高校レベル+αくらいで分かるように、できるだけかみ砕きながら書かれてます。
まさにタイトル通り、「16歳から~」という感じです。
現在3巻まで出版されていて、内容もそれぞれ
- 記号と文化/生命
- 情報/歴史と未来
- 文学/脳と心/数理
と多岐にわたってます。
講座自体は高校生以上を対象に、一般の人も聴講できるようになってるわけですが、
こういった物こそ、「教養」として役に立つのではないでしょうか。
「高校生=大学で学ぶ専門知識は無い」
という構図は当然なわけで、必要な基礎知識について触れたり、
その分野をなぜ専攻することになったか、などの興味深い余談も交えた内容になってます。
もちろん、内容によってはハイレベルな物もありますが、
各分野について、さわりだけでも知っておくことは有意義でしょう。
「広く浅く、その中で一部を深く。」
最近特に、こういう事を気にしながら勉強してます。(本読みまくったりするのも、そのため)
ただ一カ所を深く深く掘り下げるだけだと、
いつのまにか固定観念とか意識の壁ができちゃう恐れがあります。
「学際的」とか、文理の垣根を越えた研究の必要性がうたわれてる中で、これではまずいです。
そうならないためにも、
一つのことに凝り固まらず、様々な事を学んでいくことが大切だと思います。
そこで問題になるのが、深すぎず、浅すぎず・・・というラインをどこで引くか。
浅すぎては単語だけ知ってて中身をまるで知らない、という事になってしまうし、
深い知識を得ようとすると莫大な時間がかかってしまう。
当然、全てを完全に分かる事ができたら何も言うことは無いですが、
現実的にそれはちょっとキツイ。
となると、どこかでスパッと切る必要があるわけで。
容易に判断できる物ではないですが、
このように「高校生対象」という物だからこそ、ほどよいレベルで受け入れる事ができるのでしょう。
その分、自分の専門分野の話になると、若干物足りなさも感じるかもしれないですが、
それは仕方ない話。どのレベルにも対応できるような万能なものを作り出す方が無茶な話です。
「将来どんな事をやりたいか、考えるタネに。」
「非専門分野について、ちょっと知りたい。」
「今の研究ってどんなことがされてるのか、興味がある。」
「豆知識を増やしたい。(ちょっとハイレベルな豆知識になりそうだが)」
など、人によって読む目的は色々考えられると思いますが、
色んな人にお勧めできる本だと思います。
・・・自分が高校時代、こんな本あったらなあ・・・(苦笑
↓↓最新刊のものだけ張っておきます↓↓
16歳からの東大冒険講座〈3〉文学・脳と心・数理 東京大学教養学部 培風館 2005-11 |
追記の追記:1月17日付けでカテゴリ変更。
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