ヤコブ・ニールセンのAlertbox Jakob Nielsen(著)

ユーザビリティとウェブデザイン

4903065065 ヤコブ・ニールセンのAlertbox -そのデザイン、間違ってます-
Jakob Nielsen 舩井 淳 奥泉 直子

RBB PRESS 2006-07-12
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閲覧者への配慮

先週、「ブログのユーザビリティ」を取り上げて書きましたが、今日は残りを含めて。…というか、本当は本じゃなく、ニールセンのサイトを全部読むのがいいですけど(笑

まあ、見れば見るほどダメ出しがいっぱいです。「Flash:99%有害」とか、過激なタイトルのコラムもありますし。PDF、広告、インターフェースやら文字サイズ。様々な切り口で分析されています。1995年から2006年という10年間のコラムをまとめたものであるため、少し重複するような内容も出てきますが、それはあまり気にならないはずです。

とにかく、ニールセンが伝えたいことは、「明確に伝える」「ユーザが求める情報の提供」「シンプルで統一感のあるデザイン」「明確なナビゲーション」という、基本原則を守ったデザインが必要である、と言う点。型にはまらない物を、とは言っても、基本を怠っては意味がないです。「守・破・離」なんて言葉もありますが、これも勘違いすると大変な意味になりますよね(苦笑)

単純なデザイン論のみだけでなく、「ユーザビリティにまつわる誤解」とそれに対する解答、なども書かれており、この辺はウェブデザイン以外の分野でも役に立つ話だと思います。ウェブサイトを持っている人はもちろんの事、それ以外の方にもオススメです。

ウェブサイトとホームページ

余談。「ウェブサイト」と「ホームページ」って、言葉の使い方が色々です。WordPress仲間(という表現でいいのか?)のIsakiさんが運営してる『Swirling Mist』でも、「情報化って何だろう」なんて記事が書かれてました。そもそも、「ホームページ」って単数系だし、これでサイト全体を指そうとすると違和感ばりばりになるわけです^^;

ちなみに、ニールセンは「ホームページ」という単語について、「各ウェブサイトのトップページ」という感じで使っているようです。この使い方だと、ちゃんと「ページ」が単数を指している感じでいいですね。この前、うちの親と話していて、「自分の運営するウェブサイト=自分の仮想的な家=ホームサイト」と呼ぶのはどうか、なんて話題もちょっと出ました(笑)

閑話休題。

句とマップ

[tegaki]見る人の 使いやすさを 第一に![/tegaki]
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