ライフハックス - 鮮やかな仕事術 佐々木正悟(著)

心理学とライフハック

483992211X ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア
佐々木 正悟

毎日コミュニケーションズ 2006-12
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自分に合ったライフハック探し

ハック系大好きです(笑)。まず前書きから。

自分が「鮮やかだ」と感じた物を実行するべき」との事が書かれています。仕事術や整理術、いろんなものがありますが、それらを取捨選択する一番のキモは、「自分に合うかどうか」です。この背景には、「万人向けのライフハックが存在しない」という事もあります。多くの人が指示する手法というのはありますが、誰にでも役に立つと言い切れる手法はありません。(少なくとも今のところは無いだろうし、たぶんこれからも出てこないかと。)

何かを得るためには何かを犠牲にしなければ、とかよく言われますが、人によって「得たい物」が変わってくれば、それだけ「犠牲になる物」も変わってくるわけですし。結局はそれを扱う本人が使いこなせるか否か、にかかっているんでしょうね。

有名人の手帳術、なんてものをまとめた本もありますが、それを見て単純に「あの人が使っているから真似しよう」的な発想だと痛い目を見ます(笑)。そうではなく、ちょっとした試行錯誤を加えながら、自分にとって一番いい使い方を見出すのが効果的でしょう。きっと出版者側も、そういうことを思いながら出版しているはずです。(きっと、そのはず^^;)全く使わないのも食わず嫌いになっちゃうし、無理にのめり込み過ぎても無駄になるし…その辺の兼ね合いも難しいですけど。

近未来ライフハック

上記のようなスタンスで書かれているため、ライフハック手法についてダイジェスト的に書かれている部分も多いので、その辺はあまり詳しく書きません。一応、マップには軽くまとめたので、そちらをどうぞ。

個人的に興味深かったのは、最終章の「近未来ライフハック」。特に電子ブックを今以上に普及させていくヒントとして、電子辞書を上げていた点に着目。パソコンなどと違い、自分から発光するわけではないため、暗闇では使用できない反面、本と一緒で目が疲れないという利点があります。本を読むんだったら、別に白黒でも問題ないだろうという論点も、まあそれなりに分かります。

もう一つ問題点をあげるとすれば、画面のスクロールにどれだけの早さで対応してくれるか、です。一つの簡単な基準として、フォトリーダーの人がフォトリーディング読める早さでページを遷移できて(=一気にパラパラめくっちゃうような早さ)、それでもしっかりと出力できれば、もうほとんど紙、と言えるでしょう…ってそれはちょっと無理か(汗)でも、Webサーフィンやメールチェックができて、目のあまり疲れない電子辞書、っていうのは、確かにアリでしょうね。

それともう一点、別な内容の近未来ライフハックとして、「タグ管理」について。このブログでもだんだんタグクラウドが悪化してるわけですが(汗)、関連性のあるタグ同士をうまく結びつけたりできると見通しが少しよくなります。ただ、二次元画面じゃ問題があるかもしれませんね~…。

タグをフォルダ管理できればいいんですが、多分そんなことしてるうちに「タグにタグをつけて」「さらにそのタグにタグをつけて」…なんていう状態が目に見えてくるので却下。

関連ブログ

句とマップ

久しぶりに575+77。

[tegaki]その人の 好みにあった ハック術[/tegaki]
[tegaki]真似するだけじゃ 効果半減[/tegaki]

読書マップ:ライフハックス

おまけ

レバレッジメモ、マップで十分かな・・・とか思い始めた(笑)