19冊目:99.9%は仮説
本当に「確かなもの」は・・・?
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 竹内 薫 光文社 2006-02-16 |
前回ちょっとだけ名前を出した『99.9%は仮説』。
今の世の中では色々と科学技術も発達してきているわけですが、
果たしてどこまでが信頼できる物なのか?
と、一歩身を引いて考えてみると、実はそのほとんどが「仮説」にすぎない・・・と。
科学とは常に反証可能である、という表現が出てきますが、
やや悲観的に見れば、科学において本当に確実なことは無い、と言うこともできるでしょう。
中世の頃、科学者(特に数学者・・かな?)が哲学の世界に手を伸ばす事が結構あったようです。
このような背景知識を持っていて、
「本当に確かな物は何か?」という事を追求したかったから、
そのような動きが流行ったのかもしれません。
「我思う、ゆえに我あり」で有名なデカルトもそうだったのでは・・・と、物思いにふけってみたり。
まあ、そこまで思慮深くなる必要はないかもしれませんが、
「既成事実を疑ってみる」事は大切だと思います。
「科学において本当に確実なことが無い」という(やや悲観的?)見方ですが、
こういう考え方って、「リスク」を考えるときも重要になってきます。
まだ日本では受け入れられない事も多い概念ですが、
その根底にはこの本で述べられている事と同じような物が根付いているのかも。。。?
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません