28冊目:人生が変わる「朝5分」速読勉強法
速読で学ぶ。読書で学習。・・これぞ独学ならぬ「読学」・・?^^;
人生が変わる「朝5分」速読勉強法 高島 徹治 講談社 2005-01 |
「速読」に関する物は相も変わらず溢れてますが、
今回は「読む」事よりむしろ「学ぶ」事に重点を置いた1冊です。
いわゆる「右脳型」の速読法の欠陥を突いているところも興味深かったんですが、
それはおいといて。
最も印象に残ったのは、「スキーマ」の重要性についての項目。
言ってしまえば、
「概念とかの基礎的な知識すら無い難しい物を、速読で一気に理解しようとしたって無理な話」
と。(ちと言い過ぎか?
もちろん、「これで上手くいく人だっている」でしょう。ただ、
うまくいく人がいるのと万人が出来るというのはまた別問題。
最も確実な方法は、まずはこのスキーマ、すなわち
「認識の枠組み」を増やしていく事を怠らない、という事。
現代社会に関する物だったら、
「知恵蔵」とか「imidas」とかに目を通す事で背景知識を増やす、
といった事が挙げられるでしょう。
結局は 急がば回れ なわけですね。
焦って速く読もうとしても、理解不十分になるだけ。
土台を固めながら少しずつステップアップすることで、知識も深まり速度も上がって一石二鳥と。
筆者の提唱している「三回転学習法」も、こういったスタンスから生まれた物なのかも。
「分割式読諸法」。
これについては実際にやってみようか考え中。
要するに本を一冊のままで使うのではなく、バラバラにしてまとめ直す(例えば章ごとに)ことで
持ち運びやすくして、隙間時間に読みやすくする、という考え方。
これ以外に、「邪魔にならない」「貸しやすい」「肩こり防止」なんてオマケも出てきそうですが(笑
別に新書や文庫程度なら邪魔にはならないですが、
専門書とかは「分厚い」「重い」「ハードカバー」など嫌いな点もあるので・・。
何よりも「必要なところだけ持ち歩ける」のが便利だし。
「最後の2章だけ読むために他の8章を持ち歩く」なんて邪魔ですからね^^;
(こんな所にも「捨てる」技術が役に立ちそう。)
複数の本をシャッフルして、同じような内容の部分はひとまとめにしちゃう・・なんてのもアリかな。
本のタイトル・・・いや、ISBNだけでもメモしておけば原書に戻ることも簡単にできるし。
欠点は「ブックオフに出せないこと」かな^^;
・・・前に100冊倶楽部で案が出た「カフェ」とかができたとき、寄贈するのは手だな・・。
別に丸々1冊じゃなくても読むことはできるだろうし・・・
って、考えが膨らみすぎてるのでこの辺で。
こうやって本をバラバラにする事を嫌がる方もいるかもしれません。
別にそれはそれで構わないし、当然だと思います。 どんなやり方にも欠点だってあるんで。
「何のためにその本を買った(読んだ)か?」という部分をきちんと見据えて、
その目標が達成できるような扱い方をするのがベストでしょう。
コレクターとして買った(限定品や稀少品)なら、可能な限りきれいに。
学ぶために買ったなら、読みつぶすくらいの勢いで。
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