5冊目:超実践!ブログ革命
メディアとしてのブログ。今後はどのように進んでいくか?
超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り 増田 真樹 角川書店 2005-12 |
以前に読んだ「超簡単!ブログ入門」の続編です。
著者の増田さんがジャーナリストということもあってか、
「個人メディア」としてのブログについて書かれています。
ブログを書くことで、「自分を表現する」事はある程度容易になってきました。
一方で、コメントスパムなどにより、「荒れた」場ができてしまうこともまた事実です。
好ましくない状況を避けたい、というのは当然ですが、
不特定多数が関与するネット社会では簡単に済む話でもありません。
結局は自意識の問題、といってしまったらそれまでなんですが、
もうちょっと突っ込んで考えてみた、自分なりの結論。
「簡単に作ることができる」事が逆に弊害になっているのかも・・・と。
従来のWebサイトと比較して、比較的容易に開設・更新を行うことができるのは、
今まで「難しそう」と避けていた人にとってはうれしいことだと思います。
ただ、ここで「簡単になった」のは、あくまで
「操作」の問題です。「内容」とは別問題。
本や新聞で例えるなら、
出版作業は簡単になったけど、よい記事を書き上げるのは別問題という感じ。
ゴシップ系の記事がよくないとか、専門的な記事がよいとか、
そういうことを言うつもりはありません。
ただ、「読む人が不快感を感じるか否か」という、
最低限のマナー的なものは守りましょう、と。
「匿名とは言っても、自分の書いたものが全世界に発信されている」ということを、
改めて肝に銘じておくのは損でないと思います。
必要最低限の土台があってはじめて、役に立つ個人メディアが完成するのでしょう。
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