55冊目:自分の考えをまとめる技術
5種類の図で考えを整理
図で考えを整理する、という事をコンセプトにした本。
ただし、この本で目標としているものは、相手に伝えることより、自分の考えをまとめることです。
考え整理の基本となる5種類の図として、以下のものを紹介しています。
- ツリー図
- ベン図
- マトリクス
- 点グラフ
- フロー図
この5つを基本として、あとはその派生系として処理できます。
完璧な図はない
5種類の図が紹介されている理由として、
どのような場面でも利用できるような図はなく、長所もあれば短所もある、
ということがあります。
つまり、それぞれの特徴を認識した上で、
その場その場で使い分けることが試されるわけです。
たとえば、この5つの図解を分類することを考えます。
本書の巻末には、状況に応じた使い分けについて、フロー図でまとめられています。
これは、実用性という観点から見た場合です。
一方、長所と短所を区別して分類したければ、マトリクスを用いた方が見やすいでしょう。
内容は濃いですが、分厚い本ではなく、
前半で図の紹介、後半で使い方の事例研究とコンパクトにまとまっています。
こばやしさんのblogで紹介されており、早速読んでみました。
参考リンク: 実践起業!成功への道。blogで人脈は作れるか?
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは。
図で考える方法がわかるように思います。
薄い本ですが、まとまっていて使えるなと思いました。
プレゼンするときなどにも、図を書いて説明することがありますしね。
こばやしさん、こんにちは。
詳細を伝える時は文章頼みになりがちですが、
全体像をつかむときなどは図が効果的ですよね。
うまく使いこなせるようになりたいものです。
Aterさん、こんばんは。
マインドマップ自体は、別に発散でも収束でも使えるんですが、トニー・ブザン氏は、収束的な使い方だとソフト(おそらくMindManager)を使ってましたね。
私は・・・いいかげん描かないと(汗)。
smoothさん、こんにちは。
提唱者のブザン氏自身は、
発散・収束で特徴が違うことなどもよく分かってるでしょうね。
問題は、それを伝えていく段階で「マインドマップがあれば十分」
と、誤解が出てきてたりするのかも・・?^^;
お互いマイペースでやっていきましょう(笑
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自分の考えをまとめる技術―5つの図で整理する 奥村 隆一
図を使って、自分の考えをまとめる方法について書かれています。 文章で説明するだけだと伝わらないことも、図を使って説明すると、すっと伝わることがありますよね…