mixi笠原社長の講演会

昨日は東京大学アントレ会主催による、mixi笠原社長の講演会が行われたので出席してきました。

内容を全部書くと言うよりは、興味があった部分・印象に残った部分をメインに。別に書記をしに行ったわけじゃないので(笑)

大学時代、やっておくといいこと

  1. 経営学全般
  2. 英語
  3. 技術系
  4. 何か起こしておく事

英語というのは情報収集や発信に必要になるのは当然として、ポイントは「経営」と「技術」という、IT企業を支えるための二つの柱を両方挙げていること。全体的な流れを把握するという意味では、確かに両方に精通していると強いですよね。

社員の方からも聞いた話ですが、企画段階などでも同様で、技術的部分を理解していることで、完成までのスケジュールプランが作りやすくなったりするらしいです。逆に言えば、専門知識が抜けてしまっていると空論になりがち…とも。

この辺、科学技術インタープリターの話にも、近いような近くないような。

今後目指す物

  1. バンテージポイントの達成
  2. 見晴らしの良い、その業界を俯瞰できるような会社を目指す、の意。

  3. 世界に通じるサービスの提供
  4. 世の中を変えるサービスの提供
  5. ベンチャーの使命は、新しい価値を創造すること。

一点目、バンテージポイントの達成が印象的でした。バンテージポイントについては、CNET Japanで梅田望夫さん(ウェブ進化論の著者)が「若者はバンテージポイント(有利な場所)でキャリアを磨け」というタイトルで記事を書かれていますので、そちらも参考までに。2年ほど前の物ですが、内容に古さはあまり感じません。

質疑で聞いたこと

お話の中で、「現実世界に近いような環境を表現」という主旨の事があったので、ふと思いついて一つ質問。それは、「Second Life」について。簡単に言ってしまえば、「ネット上にあるバーチャル世界に住むことができる」というMMO。もっと分かりやすく言ったら、任天堂の「どうぶつの森」を少しリアルにしたもの、とでも言えるでしょうか。先日、こばやしさんのブログでも紹介されていましたが、既に200万を超える登録者数となり、これも無視できない存在になりつつあります。(先日の忘年会議でも注目されてましたし。)

気になる笠原社長の答えとしては、

  • Second Lifeも面白いし、注目はしている。ユーザーが作った物を売買できるのは、サービス提供者側から与えられる物しか使えない環境よりも格段に楽しい。
  • MMOとしての側面が強いため、SNSであるmixiと競合するという考えは薄い。

といった主旨。なるほど、確かにごもっとも。でも、やはりジャンルが違うとは言っても、注目はしっかりしてるんですね。

いろいろと広がるつながり

mixiの社員の方はもちろんのこと、アントレ会の方や出席した学生の方など、多くの方と知り合う事もできました。個人で事業を行っている方も多く、今後の参考になるな~と。(最近、起業意識まで高まってきている人です。)

このアントレ会、ジェイカレッジやCLAとはまた一味違った組織になるので興味津々なのですが、さすがに今回はスタッフ募集の登録は見送り。とりあえずメーリングリストにだけ登録させてもらって、様子見です。…体壊すほど仕事増やしたくはないので(苦笑)

あと、そこまで東大のネームバリューに頼ろうという気が出てこない、というのも一つの理由だったりします。個人ブランドのように、自分そのものに価値を持たせたいと思うので。ま、この辺はただのワガママとも言えますが^^;

おまけ

今年も残り2週間。再来週の月曜は2007年です。そろそろ今年一年の振り替えりもしてみたいところですね。