ハガキが生むつながり(第29回ジェイカレッジ・沼澤拓也さん)

第29回ジェイカレッジ、講師は沼澤拓也さん。沼澤さんは一年間に6000枚(!)ものハガキを書いています。ハガキを書くことの意義、その方法や利点などについてお話しいただきました。

松山さんがロスに旅立ってから初めてのジェイカレッジ。まだ慣れないところも多かったですが、無事に乗り切ることができた感じです。

第29回ジェイカレッジ・沼澤拓也さん

東大生ブログランキング

想いの実現

前半は、沼澤さんがハガキを書くようになるまでのいきさつや、幼少期の貴重な経験についてのお話。中でも印象深かったのは、「想いの実現」という内容です。自分の「想」いを実現するためには、それに関わってくる「相」手の「心」を動かすことが大切、ということ。言われてみれば当たり前な気もしますが、その当たり前のことってなかなか行動できないものです。

また、沼澤さんの場合、その行動力も桁外れ。就職するにあたって、校内ライバルだった6人を説得して受けさせないようにした(志望先を変えさせた)となど、すごい体験をしてらっしゃいます。このような積極的な行動を起こす原動力というのは、

  • 想いがそれだけ強かった
  • 自分で運をつかもうとした

ということが根底にあるようです。

ハガキの書き方講座

ハガキ(絵はがき)に込めて伝える想いは、次の三点。それぞれ3行程度で。

あいさつ

会えて良かった、その人とつながる機会が得られてよかった、という思いを。いつ・どこでお会いしたか、という情報も添えておくと、思い出してもらえるきっかけになります。…ちなみに、これがしっかりできるようにするためには名刺管理の際にメモをするのがポイントです。

二人だけが知っていること

お会いした当日に話して、二人だけが知っているようなテーマから手短なお話を。形式張った時候のあいさつより、こちらの方がよっぽど喜んでもらえるはずです。「自分のために書いてくれてる」と思ってもらえるのもポイントですね。

また、どこかで

またお会いしたい、という内容や、自分にできることがあったらお力になります、といったことについて触れて、締めとします。まずは自分から相手に価値を与えるという精神が込められているのもいいですね。

「普段、あまりもらわない」ため、ハガキが送るということだけでも喜んでもらえる・感謝してもらえるというのがポイントです(そして、想いの実現にもつながります)。

ご興味がありましたら、以下の本も合わせてどうぞ。

一枚のハガキで仕事はこんなに変わる あなたの「想い」を実現する確実な方法

お客様の心に響く直筆三行はがき術

創造のタネ

絵はがきがあるなら絵メールがあっても…と、ふと思いついてみました。相手が好みそうなもの、季節にあったもの、などのテーマで画像を探して、メールに添付。こうすることで、擬似的な絵はがきを作り出すこともできます。幸い、著作権フリーの画像というのも何万点というレベルで存在しているので、(探す手間はかかりますが)自分の送りたいと思う相手に合った物は見つかるはずです。

手書きの絵はがきに比べたら格段に寂しくなってしまうとは思いますが、いきなりハガキはちょっと…とついつい避けてしまいそうな方にとっては、こいうった所から進めていくのもアリだと思います。住所は知らないけどメールアドレスなら知っている…という仲の人にも送ることができますし。

編集後記

SC講座、実践前の最終講義。うまく15分で収まるように頑張ろう。