パーソナリティの発信:『プロフェッショナル進化論』出版記念講演会

田坂広志さんの新刊、『プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる』の発売を記念して、出版記念講演会が新宿紀伊国屋サザンシアターで行われました。

ジェイカレッジと被ってしまい、非常に迷ったのですが…今日はこちらに参加。例によって田坂さんの詳細な講演資料(24ページ)が配布されました。『プロフェッショナル進化論』に語られている内容を一気に理解するのには最適です。

これから何が起こるのか
これから何が起こるのか

  • 田坂 広志
  • ASIN: 4569652328
  • [単行本]
  • 価格: ¥ 1,575
  • PHP研究所
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今回の書籍は『これから何が起こるのか』の続編的に書かれており、「個人シンクタンク」へと進化するプロフェッショナルの生き方、その役割などがメインに書かれています。

一言に集約するなら…パーソナリティの発信、です。

さて、ここで内容について詳しく書いてしまうと、書籍紹介を書く意味が無くなってしまいそうです(汗)。そこで、詳細は次回に持ち越すとして…今日は講演中に思いついたことなどをまとめてみたいと思います。

パーソナリティを伝える「場」

「個人シンクタンク」時代が到来して、一人一人がパーソナリティを発信することになるなら、当然ながら必要になってくるのはその媒体、発信場所です。ポータルのようなサイトに登録して発信するのも可能でしょうが、よりしっかりとした形で発信するなら個人サイトを通した方が(SEO的にも)効果はあるでしょう。

さて、そうなってくると…次に必要になるのは、ドメイン。個人名ドメイン(田坂さんのhiroshitasaka.jpのようなもの)があると、より目立ちそうな予感です。…サイト構築は後回しになったとしても、ドメインだけでも早めに拾う価値はありそうですよね。

研究室内メッセージメール:パーソナル・メディアとして

「草の根メディア革命」から生まれてくる戦略、「パーソナル・メディア」。誰でもメルマガやブログといった個人メディアを持ちうる時代に、どのような活動をしていくか。

ここではパーソナル・メディアを「修練の場」としてとらえています。これは文字として書いて発信する行為を通して、「メッセージ力を磨く」という修練です。

現在、こうしてブログを書いてはいますが、他にできそうな事として思いついたものがあります。それは、大学の研究室内へのメッセージメール。修士2年間を通しての少ない知識ではありますが、大学院の新入生や卒論生にとっては意義のある物を発信できるかもしれない、と考えたわけです。

2年間の研究生活をどのように過ごしたか。これから研究生活を始める学生に、何か伝えられる事はあるだろうか。同じような深みにはまったりしないように、声をかけてやることはできるだろうか。こんな考えから思いついたアイデアです。

いきなり先輩からメッセージが届いたら驚くとは思いますが、自分が受け取る側だったらかなり励みになりそうな気がします。また、生半可な事を伝えるわけにもいかないので、自然と気合いが入りそうです。まずはこの講演会の事を流して、実施の意向を伝えてみようかな、と思ってます。

閉じこもらないように

他にも大学での研究成果の伝え方や専門知識の伝え方・かみ砕き方など、色々な思いつきはあったのですが、今日はこのくらいで。何はともあれ、象牙の塔に閉じこもるような生活だけは避けられるようにしたいです。

編集後記

少し早めに会場(紀伊国屋)についたので、立ち読みをしていたところ…土井英司さんの新刊、『「伝説の社員」になれ!』を発見。手元に届くのもそろそろでしょうか。

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー
「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

  • 土井 英司
  • ASIN: 4794215851
  • [単行本(ソフトカバー)]
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