パートナーシップ・マネジメント 橋口寛(著)
CLAや100冊倶楽部の場でもお世話になっている、橋口さんの著書。20/200冊目(ようやく10分の1。既に1年の5分の1近くが過ぎているわけで。。。)
慮る
パートナーシップ・マネジメント 橋口 寛 ゴマブックス 2006-04-10 |
信頼関係、仲間のために
パートナーシップ・マネジメントにおいて、パートナーとは「共に何事かを成す仲間」。パートナーシップとは、パートナーとの「信頼に基づく、対等な関係」。そしてパートナーシップ・マネジメントとは、「信頼、自立自尊の精神、他者を慮る気持ちに基づく、プロフェッショナルとしてのマインド」。
お金を儲けるため、出世するために仕事をするのではなく、相手によりよい価値を提供していく、相手を慮って働く(=バリュー・ファースト)という思想が伝わってきます。相手の期待値以上の事をいかに提供できるか。いかにして、お客さんに、パートナーに喜んでもらえるかというマインドの世界です。
「相手のために」という部分を読んだとき、自然と心に浮かんだのが、田坂広志さんのお話。昨年(2006年)の夏にジェイカレッジでお聞きした「仕事の報酬」についての講演です。(ソフィアバンク・ラジオステーションでも、同様の内容でお話が聞けます。)
働くとはどういうことか。「傍を楽にする」。これもパートナーシップに繋がってくる考え方だろうと思います。自分の傍(=パートナー)を楽にしてあげたい、と思えるからこそ、相手の期待以上の仕事をしようという気持ちも出てくるのだろうし、報酬よりもまずは価値の提供、と考えることができるのでしょう。
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句とマップ
[tegaki]信頼と 配慮の気持ちで 為す仕事[/tegaki]
編集後記
第15回ジェイカレッジ(田坂広志さんの講演)の記事が、なぜかWordPressに移行できていませんでした(涙)。とりあえず過去から発掘して、記事生成。焦った。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは。
>傍を楽にする
これ良いですよね。
まわりが楽しくなるというのは、良いなと思います。
バリューファーストは商売の基本ですよね!金儲けも目的の一つでしょうけど、何の対価を得るのか?という本質を間違えてしまうと継続は難しいでしょうね。
コメントありがとうございます!
>> こばやしさん
最近、電車で田坂さんのポッドキャストをかけている事が多く、気づくと耳に入ってきます(笑)。
>> hikaruさん
お金無しでは上手くやっていけないといっても、それが主目的になってしまうと寂しいですよね・・・。
> 句とマップ
「句」というよりも「標語」ですね。
> パートナーとは「共に何事かを成す仲間」
誰のことでしょう?会社の同僚?協力会社の方?
> パートナーシップ・マネジメントとは、
>「信頼、自立自尊の精神、他者を慮る気持ちに基づく、
> プロフェッショナルとしてのマインド」。
「マネージメント」とは、「管理すること」ではないのですか?
「管理すること」=「マインド」では意味が分かりません。
「パートナーシップ」=「マインド」なら意味は通じますが。
≫ おびとさん
パートナーとは:そのときそのときで変わってくると思います。どんなプロジェクトを実施するかによりますが、そのメンバーなら同僚であれ協力会社であれ、含まれてると思います。
マネジメントについて:~というマインドに基づくマネジメント、くらいの意味で受け取ってみました。文章をそのまま引用としたので、深く言及することは避けておきます。