医師や看護士は、まだまだ負荷が高そう…?【携帯端末を利用した医療過誤防止システム】
今朝、電車で読んだ論文その2。
論文紹介
- 携帯端末を利用した医療過誤防止システム
- 扇原勉 et al.
- 第26回医療情報学連合大会(1-B2-1-5)、2006、 日本
背景と目的
医療過誤の対策として、PDAの利用が普及。有益ではあるが、その利用による負荷増大の恐れ。
そこで、使用場所や使用者に対して、制限を細かく設定できるシステムの開発。本論文では、システムの概要を紹介。
方法
医療過誤防止
バーコードで整合性チェック。2重読み取りを防ぐため、患者のリストバンドにつけるバーコードとシステム側、薬品側のバーコードは異なる規格の物を用いる。
ベッドサイド支援
権限制御
医師や看護士はPDAの全機能を使用できるが、放射線技師などは一部のみ使用可とする。
結果と考察
割愛。
思いつきメモ
ワークロードは低下してる?
放射線技師など、ある作業に特化した職種に関しては、利用制限をかけることで使いやすさが増す事は理解できる。一方、医師や看護士は「全機能」を使えるように設定しているため、結果的にはPDAによるシステム操作をすべて覚える必要がある。全体としてのインターフェースなど、より入念に見ていく必要がありそう。
ディスカッション
コメント一覧
淺田さん、こんにちは。
医療関係はITが絡むことが多そうです。
PDAは便利ですが、ペン入力の識字率の問題もあるのでどの部分を
システム化するのかがキモになりそうですね。
HPがペン自体に情報を記憶するデバイスを考案していますが
結構医療現場を親和性が高そうな気がします。
コメントありがとうございます!
≫ LuckyUSさん
ハードウェア的な問題もありますよね~。ペン自体に記憶、というのは面白そうです。…そんな物が考案されていること、今日になって初めて知りましたが(汗)。