学生向けのキャリア・アンカー(モニター)いってきました

ちょっと前の話ですが。CLAでお世話になっている今井さんのところで、学生向けキャリア・アンカーのモニターに参加してきました。

キャリア・アンカーって?

キャリア・アンカーとは、アメリカ合衆国のエドガー・H・シャインによって提唱された概念で、自分自身のキャリアを考える際、重要となる概念であり、「コンピタンス」「動機」「価値観」が組み合わさった物、です。

初期段階では5つのタイプわけだったようですが、現在は8つのカテゴリー分けになっていて、

  • 職人
  • リーダー
  • 自由人
  • 組織人
  • 社会派
  • チャレンジャー
  • ワーク・ライフバランス
  • 新価値創造

という区分が作られています。

このうち一つだけが当てはまるのではなく、「一部はリーダー、一部は社会派」のように混ざった結果になるわけですが、その中でも最も基盤になるものが1つ(+αで2,3個)定まってきます。こうして自分を分析しておくことで、適切な生き方、適切な仕事への接し方…などができるようになるわけです。 🙂

自己診断の流れ

普通、こういった自己診断は自分一人でやって終わり…なのですが、キャリア・アンカーの場合は一味違います。

自己評価

まずは自己評価。よくある自己診断のように、複数の質問に対して「あてはまる/あてはまらない」を6段階で答えていきます。この結果から、自分から見た自分が分かります。

ここまでは普通ですね。

相互インタビュー

キモはここ。同じようにキャリア・アンカーを行う人同士で相互にインタビューすることで、自分から見えない、他人から見た自分を評価できるわけです。8つのカテゴリーを見抜こうと思ってインタビューすると、それなりに見えてくるのが面白いです。 🙂

改めて自己評価

そして最後に二つの結果を合わせて、自分ってどんなタイプなのかを診断してみます。自己評価だけでは分からなかった側面がインタビューで掘り起こされているため、より広い視点から分析が行えます。

特に2番目・3番目の順位は、自己評価と他者評価で大きく違うことも。

で、自分は…

結果、こんな感じになりました。

  1. 新価値創造
  2. 自由人
  3. ワーク・ライフバランス
  4. チャレンジャー
  5. 社会派
  6. 職人
  7. リーダー
  8. 組織人

創造マラソンらしく(謎)、「新価値創造」型。今井さんともタイプが近いようでした。リーダーがかなり下の方にあるのは気になりますが、まあいいでしょう。 😕

参考までに、上位三つがどんな物かを書いておきます。

新価値創造

リスクを恐れず、自ら生み出した物でリーダーシップを発揮するタイプ。今までにない新しさに価値を感じる。

自由人

自由になるために、手に職を付ける。一匹狼型。束縛がなく、自由であるという事に価値を感じる。

ワーク・ライフバランス

家族など、周りの要望をも理解していて、柔軟。・・・というと聞こえはいいが、要するに欲張り

編集後記

やっぱり他人と話しながらの自己診断が一番分かりやすいですね~。自分だけでいくら掘り起こしても、他人からの評価って分からないわけですし…。