チームを「うまく」活用して成果UP!(あすなろBLOGセミナー:チームハックス)

チームハックス・セミナー

あすなろBLOGセミナーに出席してきました。今回のテーマは「チームハックス」。大橋さん・佐々木さんのお二方が講師です。書籍と同じように、「大橋さんによるハック紹介&佐々木さんによる心理学的な解説」という流れのセミナーです。

チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術

チームハックスの復習にもなりましたが、「リーダーのあり方」に関して考えさせられる場面もあり、思った以上の収穫が得られたセミナーになりました。

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概要

今回は主に3つのハックとして

  • 相互コーチ
  • ピア・プレッシャー
  • やりがい・メンバーシップ

という項目が取り上げられました。それぞれ簡単にかみ砕くと

  • 教えあってチームの知識レベルUP
  • お互いに他律し、緩いプレッシャーを
  • 手応えがあればやる気にもつながる

といった感じになります。内容的には先日の「チームハックス」読書録に近いところも多いので(マインドマップも酷似しているので)、そちらも合わせてどうぞ。

チームハックスをスタートするまで

チームハックスで難しいのは、活動を始める部分。相手が乗り気でなかったり、上下関係が強くて強制力が働いてしまったりするとせっかくのハックも効果半減(または逆効果)です。

まずは一緒にとりかかってみる」というハックも紹介されましたが、「特に親しい友人同士でやってみて、その成果を見せてあげる」というのも有効だと思います。

「効果があるからやってみようよ!」と誘うのも手ですが、「実際にこれだけ効果が出てるんだから」と(できれば数値で)見せた方が引き込みやすくなりますよね。

創造のタネ(+CLAの紹介)

セミナーの後半で「メンバーシップ」と「リーダーの役割」の話がありました。自分の中で色々と響いたところがあるので、今日はここを取り上げてみます。

  • チームの中心には、ビジョン
  • メンバー同士はフラットな関係
  • リーダーはそうした環境を提供する役割。
  • お互いがお互いを他律する。
  • やりがいのある仕事、手応えのある仕事ができる。
  • 結果として、他律から自律に変わってくる。

簡単に流れを書くと、こんな感じです。(もちろんこの先には、さらによい結果を生み出していく正のスパイラルも存在すると思います。)

ここで取り上げたいのが、僕の所属しているCLAの理念。CLAで提唱しているリーダー像は次のようになっています(Webより抜粋)。

  • グッと来る事業プランを描いて、
  • ガンガン人を巻き込み、
  • 一人一人をヒーローにする人。

これと今回のセミナー内容と照らし合わせてみると、CLAは次のようなリーダー育成の場、と紹介できます。

グッと来る事業プラン、すなわちビジョンを明確に描き、ガンガン人を巻き込み、メンバー同士がフラットな関係他律し合える環境を作る。その結果、それぞれのタスクにやりがいを持って取り組めるようになり、確かな手応えと喜びを感じ、次の目標に向かって進んで行くことができるチームを運営できる。

CLAではチェンジ・リーダーと呼んでいますが、チームハックスを使いこなすリーダーもまさにチェンジ・リーダーと考えることができそうです。

「引っ張ろう」とする事も時には大切ですが、あんまり引っ張りすぎると強制力も出始めてしまい、場合によってはフラットな関係が崩れてしまいます。少しだけ控えめに、「場を作ろう」というスタンスで接するのもよいリーダーの秘訣なのかもしれませんね。

編集後記

偶然にもセミナー会場でマインドマップを描いてる人を発見して、名刺交換してきました。マインドマップって知識と発想だけじゃなく、人まで繋いでくれるから不思議です。