「合意」が基本(ブログラボ「ブロガー向け心理療法入門」イベント)
AMNブログラボ主催のイベント「ブロガー向け心理療法入門」に参加してきました。講師はいとうしんすけさん。東大の医学部付属病院で非常勤講師もやっているんだとか。…学内でバッタリ会いそうな予感…(笑
心理療法の入門と、実際のワークを交えてのセミナー。さすがに2時間ではカウンセリングについて大雑把に触れる程度しかできませんでしたが、そのキモとなる部分を学べたのはよかったと思います。
マインドマップ2枚
何も考えずに描いてたら2枚になりました
話を聞く3つのレベル
カウンセリングやコーチングにおいて、重要な位置を占める「傾聴」。今回行ったワークでも、この「集中して聞くこと」が含まれていました。
話を聞くレベルには以下の3つがあります。
- 自己レベル
- 話を聞いているとき、意識が自分に向いている状態。「俺の上司が○○でさあ…」「ああ、俺のところも…」これは、話している内容は似通っているが、お互いに自分の上司について話しているのであって、カウンセリング的に見れば相手の話を聞いてないも同然、だとか。
- 集中レベル
- 相手の立場で話を聞く。アドバイスや意見を言ったりもしないで、とにかく聞く。…アドバイスを言うっていうことは、自分の意見を言うことになるので、自己レベルになります。相づちをうつ、呼吸を合わせる、ミラーリングする…など、とにかく相手の立場で。
- 全体レベル
- 第三者も含めて、全体的な範囲で話を聞く。このレベルまで来ると集中というより、むしろリラックスした話になってきます。…簡単なカウンセリングでは、ここまで求めなくてもいいらしい。
※男女でケンカになるのは、女性が集中レベルで聞いて欲しいときに男性が自己レベルで聞くからだそうです 😎
[tegaki]話はしっかり「聴き」ましょう。[/tegaki]
重要なのは合意の形成
カウンセリングの中で、とにかく重要なのが「合意」。相手の現状を理解するのも、解決策を提案するのも、とにかくお互いの合意があればこそ。100%相手に共感することはできなくても(…むしろ、これでは相手をコントロールしてしまうらしいですが)、信頼を深め、お互いが合意することで一歩一歩進んでいける、というのがキモです。
これはカウンセリングに限らず、日常でも同じように言えそうですね。
…合意を得ずに突っ走るといいことありませんから… 😕
いとうさんの著書
いとうさんの著書、「ひとりセラピーBOOK」には気軽に体験できるワークが詰まっていますので、よろしければこちらも合わせて。
第2回も開催されるのが待ち遠しいです。
編集後記
気分転換に、マインドマップ用のペンをドサッと購入。…描き心地試しながら、もう1種類くらい買うかも・・・w
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