「理論」も学べる人脈本(金になる人脈)
柴田英寿さんの「金になる人脈」。「金になる」と、第一印象的にはちょっと微妙なところもあるのですが(笑)、中身をザッとみた感じではアンテナに引っかかりそうだったので購入。レバレッジ人脈術や人脈の教科書とはまた一味違った内容です。
人脈の理論
前書きにも書いてありますが、3章で触れている「人脈理論」は他の書籍とは一味違った内容。1970年代に始まったとされる人脈ブームから、2010年の予測。ネットワーク理論などに絡めて、スモールワールド(6次の隔たり)やスケールフリー(ハブを持ったネットワーク)、さらにはP2Pの話まで登場します。
歴史的な観点を整理してみたり、ネットワーク理論を応用してみたり、今までにあまり類を見ないような触れ方をしているのが興味深いです。人脈に限らず、こういった他分野との融合で整理してみるのって面白いですよね。
人脈のためのツール
こちらはうって変わってhow to 論。どうやって人脈構築をしていくかの話です。表情や身だしなみといった第一印象、ランチや朝食会などの会合、さらにはメールや手紙といった会った後の接し方まで、ご自身の体験談を踏まえつつまとめられています。
一つ一つのアイデアは簡単なものですし、自分に合うものを見つけてうまく取り入れていきたいところです。柴田さん自身、「まずはやってみて、うまく行く物は取り入れる。自分のキャラに合わないものは、他の人がいい成果を出しているものでもやめる」というスタンスで臨んでいます。
100人いれば100通りのやり方があります。試行錯誤しつつ、自分なりのツール・方法論を創りあげていきたいですね。
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編集後記
フォーカス・リーディングの実践中。本書は読み上げ15分くらい。いい感じ。
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