レバレッジ英語勉強法の実践例?(村上式シンプル英語勉強法)

村上式シンプル英語勉強法」。

著者の村上憲郎さんは、米Google副社長(!)。そんな方ならさぞかし英語はできるだろうと思いますが、実は帰国子女でもなんでもなく、31歳になってから勉強を開始した、というタイプ。そんな村上さんの英語勉強法が1冊にまとまっています。

本田直之さんのレバレッジ英語勉強法と同じように、実践向きの英語勉強法です。

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英語とは「2台目の自転車」

村上さんいわく、英語とはグローバル社会で活躍するための「2台目の自転車(1台目は日本語)」。英語は必要条件ではあるが、十分条件ではない(英語があれば活躍できる、というわけでもないが、英語がないと活躍できない)と説いてます。

例えば普段の業務に英語が不要だとしても、海外のビジネス書から最新の情報を(自主的に)集めようと思ったら英語力は必要です。インプットやアウトプット、全ての面で・・・とは言わなくても、英語力が必要であるのは確かです。

村上式勉強法

村上式勉強法のエッセンスだけ簡単にご紹介。教材とか詳しい話は本書でどうぞ!ちなみに、1つ終わったら次…というよりは5個まとめて平行してやった方が効果は出るらしいです。

読む:300万語読む

英語を「英語で」読むトレーニング。日本語に直すのではなく、英語のまま読めるように。本書ではその3分の1である「100万語」を目標にしています。そういえば「100万語読もう」みたいなことを目標に掲げる勉強法もありましたね。

単語:ビジネスで使える1万語

1万語を「眺めて覚える」。毎日顔を合わせてるうちに自然と覚える、そんなイメージ。ポイントは「1日1万語、毎日(!)眺める」こと。

10日間あったら、1万語x10回を見る…という計算。ブログ「アンチ・バベルの塔」なんかも参考になりそうです。

聞く:1000時間リスニング

アルクでもありましたね、ヒアリングマラソン。1日3時間、1000時間英語を聞き続けることで訓練しようというもの。自分のレベルより高い英語(半分くらい聞き取れないようなもの)を聞き続けると、ウエイトトレーニングみたいに効果が出やすいとの事です。…これは実体験もあるので同意。

書く:英作文は英借文

英借文」。自分で文章を0から書き上げるのではなく、報告書や書籍の文章をテンプレートとして集めて、そこを自分なりに書き換えて創りあげる、というスタンスです。

高校の時、英作文の先生も同じようなことを言ってましたし、つい先日はlifehacking.jpの堀さんからも、それと近い話をお聞きしました。「読む」や「聞く」で浴びた英文をストックしておくと、一石二鳥かも。

話す:自分に関する100の話題を

これもある意味テンプレート。自分に関する話題を100種類、テンプレートとして覚えておく、というもの。実際に会話するときも、この部分に話を持ち込んでしまえばこっちのもの…というわけです。

100個も文章があれば、自己紹介ブログもできあがりそうですね :mrgreen:

実際にやってみると分かりますが、例え日本語であっても100個の話題を絞り出すのって大変です。英語だけでなく、普段からの話題作りにも役立ちそうです。

編集後記

身の回りで色々バタバタと。まあ、どうにかやってます。はい。