数字の感覚をクイズで身につける(ビジネス脳を鍛える! 数字力トレーニング)
「ビジネス脳を鍛える! 数字力トレーニング」。Jカレッジなどでもお世話になっている田中靖浩さんの新刊です。前作「右脳でわかる! 会計力トレーニング」の続編。今回は「数字の感覚を身につける」ことを目的とした1冊に仕上がっています。
詳しいクイズ内容は紹介してしまうとつまらなくなるので省きますが…例えば、「1960年に売上1位だった会社はどこ?(2058億円)」のように、数字と対になった問題が掲載されています(ちなみにこの問題の答えは68ページに)。
数字と仲良くするポイント
本書の裏表紙より。少し表現は変えてます。
- まずは日本の人口を実感(1億という桁)
- 人口を基準に他の数字をとらえる(100億=1人100円)
- 「兆」についての感覚(1兆=10000億=1人1万円)
- 社数は円グラフで。業績はピラミッドで。どちらもイメージ。
- 平均には注意(1万円x1+0円x9と1000円x10。どっちも平均は一緒)
- 必ず「意味」を確認(できれば裏の意味まで)
平均の魔力は怖いです。突出した人が1人でもいると、平均が一気にずれますので。母集団がしっかりしていない「平均年収」ほどあてにならないものはありません 🙄
特に桁が大きい数字だと実感がわかないので、身近な数字に置き換えながら考えていくのがポイントです。本書の中ではお金以外に「時間」とか「重さ」のクイズも混ざってますので、様々な観点から数字の感覚を磨けます。また、各問題ごとに(ややブラックなものもある)数字の裏読みコーナーもありますので、楽しみながら読み進められること請け合いです
- ビジネス脳を鍛える! 数字力トレーニング
- ASIN: 4532314054
- [新書]
- 価格: ¥ 840
- 日本経済新聞出版社
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会計力を学べる「右脳で〜」と合わせて読むとさらに効果的です。どちらも1冊840円でお買い得 🙂
編集後記
編集後記つながりのネタ。今日ご紹介した本のあとがきには、データ収集や検証に携わった人の名前が協力者として載っています。「マインドマッパーの日常」なんてブログ書いてる人の名前もあったり 😎
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