上手に脳と付き合って勉強する(脳を活かす勉強法)
茂木健一郎さんの「脳を活かす勉強法」読了。脳科学における「強化学習」と絡めた勉強法についての1冊。今年もまだ勉強法ブームは続くんでしょうか…?
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細切れで集中!
これは勉強に限らずなんでもそうですが、「集中」することの大切さはよく聞きます。茂木さんが本書で掲げている方法の一つは、「ルーチン化する」こと。
先日とりあげたイチローのインタビュー、あるいは本田さんや勝間さんの書籍などでも、「ルーチンを作る」ことの大切さは取り上げられています。「○○をしよう」と考えるより、自然に体が動いてしまうくらいに染み込ませることが一つのポイントになりそうですね。
また、「細切れの時間」の使い方についてはすぐ実践してみたくなります。これは一言で言えば、「思い立ったらすぐ実行」。
「3時半から始めよう」とか、キリのいい時間を待つのではなく、やろうと思い始めたときに即、開始する…という意味。信号待ちや電車待ちのような細かい時間でも、やれることを見つけて勉強する…というのがベストのようです。
そういえば、「マインドマップ的読書感想文」のsmoothさんも信号待ちで読書したりしてるようですし。チリも積もれば…ってやつですね(ちょっと違う?)。
読書のコツ
読書つながりということで…茂木さん流の読書法について。
まず読み方自体については、「拾い読み(=速読?)」と「じっくり読む(=スローリーディング)?」はうまく両者を使い分ける感じで、片方に固執したりはしないようです。要は「何を読み取りたいか」が重要。
また、フューチャリスト宣言などでも触れられていますが、ネット上に溢れている知識の扱い方についても書かれています。ネットにある役立つ知識をうまく使おう、ということ。断片的でもいいから情報をうまく取り入れておけば、どこかでつながって新しい何かが創発される、ということもあります。
Inputを怠ったらOutputもうまくいかないわけで…まずは役立つ材料を集めることが大切、ということですね。Inputを積極的にして、あとはセレンディピティ頼み…でしょう(笑)。
他、メモした所など
- 喜びが一番のカギ
- 「突き抜ける」感覚で成長する(逆境もプラスに?)
- プレッシャーを「楽しむ」
- 五感で記憶
- 「何を覚えるか」より「どう使えるか」
- 失敗こそチャンス
- 変人と出会うべし
- セキュアとチャレンジングのバランス
脳科学者がどのように脳を使っているか。一見の価値アリ、ですね。
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編集後記
関東に帰ってきましたが…こっちも寒いですねorz
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