コミュニケーションの入門に(伝える力)
サイエンスコミュニケータ養成実践講座の受講もようやく終了。「科学」に限ったことではありませんが、「コミュニケーション」に関しての1冊を紹介します。池上彰さんの「伝える力」です。
[tegaki]3つの「力」 伝えるための 基礎養成[/tegaki]
「聞く」力
本書で触れている「伝える」力の土台は、「話す」「書く」「聞く」の3つの能力。特に「聞く」力については、あまり伝えるという印象がないかもしれませんが…実はこれが一番の土台になります。
本書の前書きでは
相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたりする行為も、相手に何かしらを「伝える」ことになるからです。
とあります。さらにこれに加えて、「相手が何を求めているのかを聞く」ことにも必要不可欠です。
例えば、「今日は○○を話そう」と思っていても、聞き手が途中で質問してきたり、場の雰囲気が変だったりしたら、それに合わせて話をうまく組み立てる必要があります。独りよがりのコミュニケーション(というか単なるプレゼン?)を行うならいざ知らず、キャッチボールが成立するためには、相手が何を求めているか、しっかり見極める必要があります。
伝える内容や方向性を決定し、あるいは途中で修正するために、「聞く」事を利用するわけですね。つい一方的に話したいことをダーッと言い続けてしまう事も多々あるので、この点は自戒の意を込めて気を付けていきたいところです…。
「書く」「話す」「聞く」。場面に応じて、必要そうなところを拾い読みするのもよさそうです。欲を言えば、「この項目は聞く力」のようにタグ付けされてたらもっとよかったのですが(笑)。
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編集後記
著作権って色々難しいんだなぁ…と先日のSC講義で実感。ちょっと自分のコンテンツについても考え直しが必要かも。
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