発想を生み出すため習慣と格言集(アイデアスポッティング)
表紙からして怪しげな「アイデアスポッティング」。アイデアを出すための習慣づけと格言を集めた1冊になっています。さらに特筆すべきは、その装丁。従来の本のように文字がずらずら書いてあったり、見開きで図解+解説だったり…そういうのを想像していると、完全に裏切られます(笑)。
詳しくは手にとってごらん下さい。
[tegaki]探索と 関連づけが アイデアに![/tegaki]
アイデアスポッティングって?
タイトルの「アイデアスポッティング」とは、「探索+関連づけ」。いろんな場所を探索(スポッティング)して、そこから得られるアイデアを関連づけていくというもの。
現実世界で色々と移動する(行ったことのない場所に行ったり、散歩してみたり)するのもでしょうし、新しい本や人に触れたりするのもスポッティングですよね。まずは「心を開いて、色々な情報を受け入れる(=探索する)」事が重要、というわけです。
関連づけて、受け入れる
情報を受け入れたら、次は「関連づけ」。これを怠ると、「トレインスポッター」になってしまいます。
情報量だけはあるけれど、それぞれが断片的で関連づけされていないため、応用が利かないという状態。これでは宝の持ち腐れです。受け入れたら関連づけするクセをつけるのが一番の対処法でしょう。
- 何かメモをしたとき、それに関連しそうな単語を一個でもいいから書いてみる。
- 逆に、全く関連しない単語を適当に書いて、無理矢理関連づけしてみる。
- 1週間に1回くらいでもいいから、書き出したアイデアを整理して、似たもの同士を集めてみる。
- 新しい店を開拓してみる。今までの店とどう感じが違うか考えてみる。
- 本を読んだら、目次に項目を一つ追加してみる。
- 何かアイデアが思いついたら、マインドマップにして発散させてみる。
など。
今、思いつくままに「関連づけ」という観点から書いてみましたが、こんな感じで色々と試してみるのがよさそうです。
他、メモしたポイントなど
- クリエイティブな借用
- 「質問」でクリエイティブに
- NIH(ニヒ)リストを避ける
- 「自然」に教わる
- アイデアスポッティングのために「わきに置く」三つの事柄
などなど。最初から読まずとも、毎朝パラパラめくって目についたところを実行するような使い方でもよさそうです。
「自分の世界を広げる」、「常に何かと関連づける」。この二つを常に意識できるようにしていきたいですね。
- アイデア スポッティング
- サム・ハリソン
- ASIN: 4576070797
- [単行本(ソフトカバー)]
- 価格: ¥ 1,575
- 二見書房
- Amazon.co.jp で詳細を見る
編集後記
気づいたらもう金曜日。月・火と研究会で過ごしていた関係であっという間に一週間経った気がします。
ディスカッション
コメント一覧
いつも、お世話になっています。
「アイディア スポッティング」読みました。
最初、中身をパラパラと見たときは、
文字の少なさに愕然としましたが、
けっこうツボにはまることが書かれていました。
TBさせていただきます。
ピンバック & トラックバック一覧
アイデア スポッティング
アイデア スポッティング
(2007/12/11)
サム・ハリソン 商品詳細を見る
満足度★★★
注意してください、人を選ぶ本です。
この本を、いき…