たかがリスト、されどリスト（リストのチカラ）

2008年4月30日

今日の1冊は「リストのチカラ」。たかがリスト、されどリスト。使い方一つでリストも大きな効果をもたらします。

リストって？

本書でいうリストとは、「箇条書きの形にまとめられた知恵やコツ」。お買い物リストやToDo・タスクリストとは違うものです。

簡単に考えて、一度使い終わったら終わりのモノ（買い物が終わったら、そのリストは用済み）ではなく、何度も見返したり、思い出して使うためのリストが本書の対象というわけですね。

リストの「作り方」

前半は「リストそのものの紹介」、後半は「リストのつくりかた」という2部構成。個人的に、この後半が無かったら買わなかったと思います。「よいリスト」といっても、結局は著者や他人からの推薦であるので、自分にとって100％しっくり来るわけではありません。

場合によっては1，2項目を書き換えた方がよかったり、全く違うリストを一から作り直したりした方が効果的です。そんなとき、「どうやってリストを作るか？」という方法論があると非常に助かります。

本書ではこの「リストの作り方」もリストとして掲載されています。端的に言えば、

1. 集める：項目を挙げる
2. 束ねる：絞り込む
3. 固める：要約する

というステップ。実際はこれをさらに細分化して8ステップにしたものも載っていますので、参考にしてみてください。

あまり大がかりなリストでなくとも、例えば「読書メモを作る際の5つの心得」とか、自分が無意識に行っていたことをリストに落とし込んでみるのも効果的です。まずは何かテーマを考えて、作ってみると楽しさが分かるかと思います（結構はまるかも）。

著者の堀内浩二さんは、「発想七日！」（はっ、そうなのか）というブログや*ListFreakというサイトの運営もされています。こちらも合わせてどうぞ！

編集後記

SCWのPodcast：5月はLIVE HACKSの紹介でいきます。…5分で1冊じゃなく、5冊紹介してもいいんですけどね…(´・ω・｀)

ってか、Podcastどころか、もしかすると…（意味深）。