面白くて記憶に残る日本史(歴史Web)
少し(かなり)軽めに。今日ご紹介するのは「歴史Web」。ITmedia でも紹介されていました。コンセプトは表紙に書かれている通り、
[tegaki]日本史の重大事件がホームページになった![/tegaki]
というものです。
…さて、この1文を読んで「なるほど、日本史の知識をWebにまとめてあるのか。」と思った方。残念ながらハズレです。実際には、「もし、○○の時代に今と同じインターネット文化があったらどんなことになったか?」という設定で、架空のWebサイトデザインが作られています。
ちょっとシュールな雰囲気で日本史を眺めたい方にオススメ。また、歴史に限らず、Webデザインを考える方にもヒントになるところはある…かもしれません^^;
例えばこんな目次があります
例えば邪馬台国。「実際にはどこにあったかよく分からない」的な知識を覚えた方もいらっしゃると思いますが、それを受けて…この時代だったら「○○で卑弥呼さまを見た!」というサイトができあがったりするだろう…と発想が出てきます。
また、大化の改新が終わってからは遷都しまくり状態が続きましたが…Webでも同じ事が起こっただろう、ということで「404遷都版」のページが作られています。(近江、飛鳥、藤原とご丁寧に3つも。)
さらに…もし、この時代に2chが存在していたら…?「源平どっちが好き?腐女子筋連(すれ)」「リアルタイム速報 関ヶ原」など、アホらしいけど本当にありそう…そんな項目を作り上げています。
※合戦のリアルタイム速報とか、スレの中でも計略が飛び交う状態だったかもしれませんよねぇ…。「> 596 織田の中の人、乙。」みたいな感じで。
大きく分けると
- Webサイト(江戸幕府公式サイトとか)
- ブログ(炎上しちゃう明智ブログとか)
- 2ch系(小早川の裏切り キタ━━(゜∀゜)━━! みたいな)
といったモノが200ページほどの本にまとまっております。
この本の楽しさは文字だけで伝えるのは困難ですので、ぜひ一度お手にとってご覧下さい(笑)。世界史版が非常に読みたい本です。
- 歴史Web―日本史の重大事件がホームページになった!
- 藤井 青銅
- ASIN: 4537254920
- [単行本]
- 価格: ¥ 1,260
- 日本文芸社
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編集後記
今日からしばらく、上野の国立科学博物館でサイエンスコミュニケータ講座。色々予定が詰まってはいる…けど頑張ります(笑)。
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