ライブドア。

ついにホリエモン逮捕されたわけで…。
この感じだとまだまだライブドアショックは続きそうですが・・・それとは離れてちょっと一言。

おそらく雑誌やテレビ、ネットなどでは批判が相次ぐと思いますが、

今回の一件から、「堀江氏(またはライブドア)=悪」と単純に結び付けることだけは避けて欲しい。

今回の罪を許せ、というのではありません。
(そもそも裁判も終ってないし、罪という言葉は不適切かもしれませんが・・。)
今後は取り調べ等、色々あるでしょうが、そこはきちんと行って欲しいと思います。

ただ、これまでライブドアによって与えられた恩恵も数多くあるわけで、
それもすべて引っくるめて否定するような意見は見聞きしたくないな、と。

フジテレビに対する介入や新球団など、
今まである種タブーだった分野に踏み込み、意見を投げかけたこと。

ライブドアブログや証券により、ネットに対する関心を高める役割を果たしたこと。

もちろん、楽天など他企業の存在もあってこそ、上記のような事は話題になったのでしょう。
けれど、そういったことにライブドアが一役買っている事もまた、事実です。

重箱の隅突っつくような議論ばっかりするのではなく、今回だったら
「証券取引」などの部分に焦点を当てた議論を行っていくことが、最も望まれる事でしょう。

余談ぽくなりますが・・。

ちょっと立ち読みした週刊誌の中で、
堀江社長の経歴を載せて、やや非難めいた記事を書いていたのがありました。

「話題性」という意味は確かにあるし、読み手も興味をそそられるだろうし、
そういったゴシップ的なものを記事にすること自体は否定しません。

ただ・・どうしても気になること。

少なくとも今回の件と密接な関わりがあるか、と言うと「?」マークです。
関連性がある、というならその根拠も示して欲しいし。

果たしてこのタイミングで記事を書く必要があったのか。
こういった情報が溢れてくる事で、論点がずれてくるおそれはないか。

・・・などなど、思うところはいくつかあります。

情報を国民に伝えるメディアとしては、
(正しい、というのはもちろんのこと、関連性があるか、という観点からも)
適切な情報を選りすぐることも大事な役割でしょう。

「踊らされる方が悪い」という意見もあるかもしれませんが、
情報が溢れすぎてしまっては適切な判断も一苦労ですから・・・。


今後ライブドア関連がどのような道を歩んでいくか、じっくり見守って行きたいと思います。

(正直、追記部分を書きたいがためにこのエントリー書いたという気持ちもあります)