26冊目:知的な大人へのヒント
イヤミではない、本当の「インテリさ」を。
知的な大人へのヒント―人を惹きつけるインテリジェンスとは 林 望 青春出版社 2006-01 |
「インテリ」という言葉を聞くと、ややマイナスイメージを持つ人もいるかもしれません。(自分は特に・・)
ここで言われている「インテリ」はそういうものではなく、
「知的センスがあって」「人を惹きつける魅力がある」ような人のこと。
数多くのヒントがエッセイとして載せられていますが、最も心に残ったのは
「自分の身の丈を知る」という点。
無理に背伸びして表現しようとするのではなく、まずは「今の自分を知る」。
それを知った上で、そこから「成長するための努力をする」。
常にこういった事を心がけて行けることが、「知的な雰囲気」に繋がっていくんでしょう。
「良き知者は良き内省者である」って感じでしょうか?
「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず。」なんて言葉があります。
これは「彼を知らずして己を知れば・・」と続いていく事から、
普通は「相手をよく知る必要がある」という点が重視されます。
でも、実際の所は「己を知る」の部分もとても大切なんでしょうね。
いくら相手のことを観察できても、自分を知らなければそもそも実行できない事だってあるだろうし。
自己を過大評価するわけでもなく、かといって過小評価するわけでもなく。
現実の自分を真摯に受け止める、と。
以前に『知性の磨きかた』を読んで結構はまったので、
同一著者ということで今回も読んでみました。
さすがにどちらも「知」をメインに扱っているだけあって、被っている内容も若干ありますが、
それを差し引いても読む価値あったと思います。
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知的な大人へのヒント
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