3週間続ければ一生が変わる ロビン・シャーマ(著)

101のヒント

4759309187 3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知
ロビン シャーマ Robin S. Sharma 北澤 和彦

海竜社 2006-02
売り上げランキング : 5838

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

網羅的な自己啓発

タイトルの「3週間~」というのは、本書の中に出てくる101のアイデアのうちの一つ。「新しい習慣は基本的に排除しようと言う心理が働くため。どんなにいい物であっても、なれるまでには3週間ほどかかってしまう。だから最初だけは我慢してやってみよう」・・と、まあ、そんな感じです。

全体的な内容としては、発想法から時間管理、人脈作りから人生の目標設定まで、実にさまざま。GTDっぽい時間管理の内容、マスターマインディングの話、ちょっとした読書法など、既にどこかで読んだことがある内容も多かったですが、これだけ幅広い内容を扱っているのはお得感もあります。昨日の「ライフハックス」にも触れられていたような事もいくつか書かれており、併せて読むとより考えが深まるかもしれません。

何冊か自己啓発本を読んだことがある人にとっては、「引用句」や「名言」探しにも使えるでしょうし、逆に初めて読む人にとっては、幅広い内容の中から自分に合った物を選び出せばよいので、どちらもオススメです。

Who will cry when you die?

日本語にしたら、「あなたが死ぬとき、誰が泣いてくれますか?」英語版のタイトルはこれです。個人的には、こっちの方が好き。胸に響きます。本文中にこの一文が現れるのは、一番最初の「天職を見つける」の項。

あなたが死ぬとき、誰が泣いてくれますか?
この地球を歩き回れる恩恵にあずかっているあいだに、あなたは何人の人生に影響を与えられますか?
あなたの人生は、次世代の人たちの人生にどんなインパクトを与えられますか?
最後に息を引き取るとき、あなたは何を遺せますか?

このような言葉、他の本などでも見かけることはよくありますが…見かけるたびに、改めてそのことを思い返すきっかけとなります。ちなみに、初めに読んだ(というか聞いた)のは、(記憶している中では)予備校に通っていたときの数学の授業中でした。

「○○人が泣いてくれればいい」とか、数の問題ではないことは分かると思います。人数を度外視しろ、というわけではありませんが、どれだけ役に立つ内容をすることができたか(=質のある事を行ってきたか)という事が、一つの大きなキーポイントになっているんでしょうね。

自分は果たしてどれだけのことをしてこれたのか、これから先、どれだけのことを残していけるのか。年末に一年を振り返る際、こんな視点から見直すのもアリかも。

関連ブログ

句とマップ

[tegaki]目的の ある人生が いい人生[/tegaki]

読書マップ:3週間続ければ一生が変わる

おまけ

少し早起きを思案中。せっかく「早起き生活」なんてサイトもあるので。