Web2.0的成功学 近勝彦(著)

タイトルより、サブタイトルの「複雑系の科学と最新経済学で時代を読む」というところが気になったので購入。19/200冊目。

Web2.0ビジネス

4839921482 Web2.0的成功学―複雑系の科学と最新経済学で時代を読む
近 勝彦 MYCOM新書編集部

毎日コミュニケーションズ 2006-12
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流れに乗って。

複雑系経済学、というキーワードも気になったので購入した1冊。

全体的なテーマとしては、田坂さんの「これから何が起こるのか」と近い部分が多く、読みやすかったです。その分、ちょっと物足りなかった感もありましたが(汗)。複雑系ネットワークや複雑系経済学などの基本部分に触れられているため、その辺りのとっかかりには悪くないかな~って思います。

ネットワーク組織論の章から、1つ引用してみます。

組織においてメンバーは、自分の考えに基づくのではなく上への意向を忖度して行動する傾向があるといわれます。場の空気への同調、権威への服従。人間関係におけるそうした行動原理からは、集団がいったん間違った方向へ向かってしまった場合、それを変えるのは容易ではないことが想像できます。

ネットワークが大きくなればなるほど、避けて通れない問題になってくるのがこれです。強力なリーダー的な存在がいなくても、知らない間に少しずつグループの雰囲気が変化して、気づいたら収拾がつかないくらいになっていた、というケースもあります。「つながり」が価値を持つようになり、ネットワークを広げていこうとする動きが重要視されますが、進むべき方向が狂ってしまわないように上手く舵取りをすることも重要ですよね。

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読書マップ:Web2.0的成功学

編集後記

昨日はフリーWebカレッジの蒔苗代表とお話してきました。以前にこのブログで取り上げたのがきっかけとなって、お会いすることに。これも一つのつながりです。

読書

Posted by Ater