自分を際立たせるブランド作りの基本(第4回ビジネス実践塾)

平野さんによるビジネス実践塾の第4回。今回のテーマはブランド作り。メルマガコンサルとしてパーソナルブランドを確立し、今では「ビジネスメール」という領域にも影響力を持っている平野さんから、ブランド構築術を学んできました。

普段、よく言われているブランド論に異を唱える(?)ような部分もあったり、自分のブランドを改めて考えるきっかけにもなるセミナーでした。

ビジネス実践塾:ブランド構築

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全体的な内容についてはマインドマップ参照ということで、印象に残った所をいくつか。

ブランドを発揮する場面の選び方

ブランド関係のセミナーでは、「No.1にならなければ通用しない」と言われる事は多いです。例えとして挙がるのは、「日本で1番高い山、と聞かれたら富士山と答えられるけど、日本で2番目に高い山と聞かれて北岳と答えられる人は少ない」というもの。2番目になると認知度が途端に下がるわけですね。

・・・と、これはよくあるパターン。今回はそれに待ったをかけるような考え方が紹介されました。

例えば、「日本で2番目に広い湖」は…霞ヶ浦。これは茨城県(=僕の出身)にあるのですが、地元なら「霞ヶ浦は日本で2番目に広い」と知っている率も高くなります。

また、日本で2番目に広い都道府県(=日本で一番広い県)は岩手県、なんていうのも、県民であれば知っている率はグンとUPします。群馬県を流れる利根川は日本で2番目に長い…なんていうのも同様です(利根川の場合、流域面積で1位という強みも働きそうですが)。

つまり、「日本」という広い枠組みでの認知ではなく、「茨城県」という限られた枠での認知ならライバルも少なくなり、さらに影響力も持ちやすくなります。

最終的には広い枠組みの中でトップを目指す必要はあるでしょうが、最初からそこを狙うのではなく、まずは身近な領域でのトップを狙いつつ、少しずつ広い場所でブランド作りをしていくことが重要、というわけです。

鶏口となるも牛後となるなかれ、なんて言葉もありますが、最初は鶏口から初めて、だんだん牛口(?)を狙っていけ、という事ですね。

ブランドで目指すべき所

一般に、Aさんと言えばBの人(淺田と言えば東大生)という連想はブランドとしても与えやすい形になっています。○○さんと言えば書評ブロガー、みたいな物もこの一つですね。個人名に対し、ブランドのラベルを貼るのは比較的簡単です。

問題はその逆。Bと言えばAさん、という連想をしてもらえるかどうかが大きなカギになります。例えば、メルマガコンサルと言えば(メルマガと言えば)平野さん、という連想なら出てきやすいですが、東大生と言えば淺田…は、無茶です(苦笑)。

ブランド名やある事柄、テーマに対し、いかに個人名のラベルを貼ってもらえるか…これが一つの大きなポイントになります。□□をお願いするなら○○さん、という認識を持ってもらう事が、ブランディングをする一つのゴールになりそうです。

創造のタネ

僕の場合、今でこそ「東大生」という部分を一つのネタとして使えるわけですが、あと2年も経つとその肩書は使えなくなります(東大卒なんて名刺に書いたって、ただのイヤミですし)。と言うことは、それまでに自分のブランドを構築しておかないと、特徴が目立たなくなってしまう…。これが今のブランドに対する意識です。

ブランドのメリットを考えるワークでも、真っ先に浮かんだのは「単純な所属以上にその人を際立たせるもの」というものでした。自分がどんなブランドを持ちたいか、と考えることも重要ですが、そのブランドをどう役立たせたいか、と考えることも、ブランド作りでは大切です。

単に有名になるだけ、なんて使い方は寂しすぎますよね。

編集後記

ブログランキング、3種類を毎日変えつつ掲載中。…最近、停滞してます^^;