名言セラピー(心に効く「賢人のひと言」)

心に効く「賢人のひと言」―気が軽くなる「名言セラピー」 (知的生きかた文庫 い 52-1)

今日は少し趣向を変えて。「名言セラピー」ということで、数々の名言を通して、気分をすっきりさせてくれる1冊です。急がしい毎日の気分転換に、ちょっと落ち込んでいる日などに、どうぞ。

なお、本書で扱う「名言」は紀元前後くらいに生きた人たちの言葉。スティーブ・ジョブズやイチロー、ナポレオン・ヒルなどの名言集とは一味違った味わい方ができるはずです。

東大生ブログランキング

本の構成としては、悩みと答え(名言)がセットで見開きになっています。いくつか抜粋してみます。

人付き合いを楽に

  • いつも一言多いと言われます。
  • →「気のきいたことを言いそびれるほうが、友を失うよりましだ」

「友を失うより、ちゃんと言いなさい」ということで…一見冷たいようにも感じます。でもよく考えてみると、「本心を伝えて否定されるようなら、真の友ではない」とも考えられるわけで。

言わずにぎくしゃくした状態を続けるくらいなら、包み隠さずに伝えてみましょう、というわけですね。

解決のヒント

  • 下積みって意味あるんですか?
  • →「命令することを知るために、服従することを学ばなければならぬ」

できるだけ楽をして稼ぎたい、出世したい…という考えもありますが、そこに待ったをかける一言。何事も経験あるのみ。想像だけでなく、理論を振り回すだけでなく、まずは自分で体験してみなさい、ということです。

チームリーダーとか、実際にやってみて初めてその難しさは分かります。

羽を伸ばす

  • 物を捨てられない。
  • →「不要なものなら、なくて困るということはない」

…そのままですが。ついつい物を溜め込んでしまう方(含 自分)へ。全然使わないものならない方がすっきりします。先日からWinXPとUbuntu、2種類のPC環境を使い始めましたが…初期状態の「何もない空間」というのもまた、独特の味があっていいですよ〜。

その他、名言のみいくつか

  • エメラルドは人に褒められなくてもその価値を失わない
  • ねたむことは、自分を劣ったも者として認めることだ
  • すべての日がそれぞれの贈り物を持っている

これらは裏表紙に書かれているもの。…どれも心に響く言葉です。

他、色々とありますが…たまにパラパラめくって、目についたところ+前後を読んでみる、といった使い方も面白いと思います。

編集後記

さて、3連休。冬休みペースに逆戻りしない程度に、羽を伸ばします。

使わないときは弓をゆるめておくもの…こんな言葉もありましたね。