バカの壁

バカの壁
養老 孟司

新潮社 2003-04-10
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ベストセラーになった「バカの壁」を読んでみました。
(今頃読んだのか、というツッコミは無しで。。)

読んだ感じ、一言で言えば・・・「ステレオタイプになるな」という感じかなぁ?
自分が興味を持った事・受け入れることを容認した事は、すんなりと理解できる。
けど、ちょっとでも固定観念があったり、先入観があると、なかなか頭に入ってこない。

「分かる」という事に関しても。ソクラテスの「無知の知」じゃないけど、
「分かってる」という思いこみは怖い。本当に分かってることはどれだけあるのか?

養老さんのいう「壁」を打破するために、一番適すると思うこと…
それは、「問うこと」。本を読んでるとき、話を聞いてるとき、どんなときも。
常に「疑問を持って」アプローチする事。そして、時には自分自身にも。

一人二役、って訳じゃないけど、自分で自分に「分かっている」事を説明してみる。
見方を変えて、その説明を分析する。何か引っかかるところは無いだろうか。
何が正しく、何が間違っているのだろうか。

いつもいつも、こんな考えをするのは無理かもしれない。
けど、たまには違った感じに、頭を使ってみるのもいいのでは。

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