読書マラソン(100冊目) 畑村式「わかる」技術
ようやく100冊目。
畑村式「わかる」技術 畑村 洋太郎 講談社 2005-10-19 |
「失敗学」などで有名な畑村先生の1冊。
今回は「わかる」「理解する」という事について分析しています。
「わかる」ことを一言で表現してしまえば、それは
テンプレートの一致
となります。
自分の頭の中にあるイメージと、対象が一致するか否か。
もし、一致する物が無かったなら、そのイメージを作り出すことができるかどうか。
シミュレーションなんかしてるとよくありますが、「モデル化」を行えるかどうか、が
重要になってきます。言い換えれば、
ある対象を理解する上で根本となる物は何か、自分なりに判断できるかどうか
といったところでしょうか。
本書の一番最後ですが、
創造とは日々の活動の中からしか生まれない
という表現があります。
こうやって日々アウトプットしながら、「創造」のタネ作りに励んでる身としては、
いい後押しになるフレーズでした^^
マップにも書きましたが、まず第一に思いついたのは
「知」と考えられるものが多段階あるのだろう、という事。
この分類が正しいとは限りませんが、自分としては
1.もの知り:丸暗記、既知問題への対応
2.知識の当てはめができる:課題解決能力、類題への対応
3.知識を作り出す:課題設定能力、未知の問題への対応
と、大まかに3分割してみました。
本に載ってる区分とは若干異なっていますが…。
(本書の中では、特に3番目の段階を目標としている。)
で、重要なのは分類の仕方というよりも、まずは
「分類される」
というところにあるのではないかと思います。
学ぶ、という観点から見れば、
ただ単に知識だけを膨らますための学習と、
それを応用させていくための学習では異なってくるでしょう。
話のネタにしたいだけなら、上記1のレベルでも構わないだろうし、
仕事に用いたりするためには3のレベルまで身につける必要が出てくると思います。
こういった違いがある、としっかり認識することが、まずは基盤にくるのでは。
・・・もちろん、こういった意識改革をした上で、次に重要になってくるのは
テンプレートの構築技術、ということになるのでしょうが^^;
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畑村洋太郎 畑村式「わかる」技術
畑村式「わかる」技術
作者: 畑村 洋太郎
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2005/10/19
メディア: 新書
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