107冊目:これならできる!!すらすら速読入門
「速読術」というよりは「速読学」、「速読論」を知るための本・・・と言えるかも。
howじゃなくwhyのほう重視。(そういう読み方をしたせいかもしれませんが)
これならできる!!すらすら速読入門―楽しく身につくかんたんトレーニング 福島 哲史 ぱる出版 2005-05 |
前に立ち読みしたこともあったんですが、古本発見で購入した本。
速読の手法については、斉藤さんのやり方とかなりかぶるので特に触れません。
じゃあ何でわざわざ買ったか、というと、冒頭に書いたとおり、
「how」ではなく、その先にある物を読み取ってみたかったから。
以前にも書いたことありますが、
速読は万能薬ではない
という、自分の意見を裏付けしてくれる部分などもありました。
もちろん、速さを求める方法も否定してるわけではありませんが、
どうしても肌に合わない物を無理に求め続けるよりは、他の方法を試す、
というのは大事だと思います。
100人いれば100種類の読書術がある。まさに十人十色、といったところでしょうか。
最近マップが簡易版になってますが・・・・
ちょっと他のことも模索中なので、その余波がきてます(苦笑
ま、それはまたの機会に。
「目的意識を持つこと」、そして「まずは実行してみる」ことについて。
速読だけでなく、自己啓発系では必ずと言っていいほど言われるようなものです。
本の中で、
決意することだけで速読の5割は身につけたと考えてもいいほどです。
「できない」「不可能である」というのはいつでも思い込みにすぎないものです。
なんていう一文がありました。
「自分にあったものを身につける」という意味では、これは確かに納得です。
ある一種類(フォトリーディングでも、マインドマップリーディングでもなんでも)のものに
こだわるのではなく、自分に見合った速読術を身につけるという以上、
誰にだって身につけることのできる技術のはず。
それだったら、まずは一歩踏み出してやってみよう、という事です。
また、トレーニング自体も「読書」を用いて行うことができます。
仮にトレーニングした結果、速読につながらなかった(その方法が自分には向かなかった)
としても、トレーニングに使った本を読んで、何かを得ることには変わりがないはずです。
極端な話、結局は頭から最後までじっくり読むのが最適、という人もいると思うし、
最終的にその結論にたどり着くのもアリだと思います。
ただ、何も他の手法を試したりもせず、
「これまで上手くいったから」という経験則だけで最後まで行ってしまうのは
ちょっともったいないんじゃないか、という事でしょうね。
この事は仕事術とかにも言えますね。プロジェクトの進め方とか・・・。
って、話題が広がりすぎるので止めます^^;
「何かを得ようとする」ことが読書の動機付けに。
「得た物を活用しよう」ということが、自分へのフィードバックに。
この二つがうまく噛み合うような読書術を身につけるのが大切なのでしょう。
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