リンボウ先生の文章術教室 林望(著)

文章を書くこともART

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林 望

小学館 2006-05-11
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リンボウ先生流、文章術。

いつもながらの事ですが、文章術の本を読んでから書く書評には気を使います。
なぜって、一歩間違うと、本の中で指摘されている通りのミスをしてしまうので。
(と、言いながら、おそらく今回もそうなりそうです。)

 

今回の文章術は、主にエッセイについて。
ちなみに、エッセイと随筆の違いは、「論理性があるかないか」と書かれています。
論理性がある方がエッセイとなります。

どう伝えるか

エッセイに限らず、文章を書いていく上で意識することは、「読者がいる」ということ。
読者に読んでもらうための文章を書くのであって、
自分が楽しむための文章ではない、という意味です。
(誰にも見せないような日記 の場合は、自分が著者と読者、両方になります)

 

つまり、自分が感動したことをただ単に「感動した」と伝えるのではなく、
そこを客観的に、論理的に、かつ単なる羅列にならないようにして伝える。

 

これがリンボウ先生の文章ARTの根幹、と言えるでしょう。

文章の品格

文章を書いていく上で大切な点の一つとして、「品格」という事を掲げています。

 

たとえば、手垢の付いた表現を安易に使ってしまうこと、とか、
語句を誤用してしまうこと、などが品格を下げる要因として挙げられています。

 

こういう言葉に頼りすぎず、うまく自分なりの表現を見つけるのも
ARTの楽しみの一つ、という事ですね。

 

参考:「こだわりの一品」って、誤用らしいです。

本の後半は・・・

この本は、前半が文章術講義、
後半が実際に添削を行った文章を用いて解説、という二部形式になっています。
ですが、今回のマップは前半のみの内容になってます。
(添削内容の所をマップにするのは困難ですorz)

 

添削講座そのものを読んでみたい方はぜひ、
書店で立ち読み、または購入をしてください(笑

 

読書マップ↓クリックで拡大、別ページに開きます。

隱書マップ:リンボウ先生の文章術教室